暗くて寒い部屋の中
華やかという単語には程遠い
お正月を迎えた。
産むか諦めるかの決断をしなければならない。
日々大きく育つお腹の赤ちゃん
世間がお正月だの華やいでいる今日だって
瞑想中で揺れていた。
あれから7年の月日が経ち
隣ですやすや眠る
可愛い息子が存在する。
たまにがーとかぐーとか
心地良さそうな寝息をたてながら
安心し切った様子で隣に寝ている。
6歳という歳になり
自分の意思をハッキリ主張できるようになった。
大晦日の大掃除では
いらないおもちゃを捨てなさいと指示すると
全部捨てていいよ。
なんて、偉いのかなんなのか
あんなに欲しがって購入したおもちゃたちを
いともあっさりと捨ててしまう。
これが成長たいものならば
なんだか少し切ない気もする。
頑張って働いて稼いだお金で
頑張って購入したおもちゃたちを
いとも簡単に・・・・・
仕方ない。
成長成長。
我が子は現在、健常者。
我が家の遺伝である
右と左のループの損傷は私の感覚で言えばなさそうだ。
逆に記憶力や空間認識は
良さそうな気がする。
私 将来は研究者になりたいそうだ。
私は母として
それで食べていけるなら目指しなさいと返した。
科捜研や、製薬会社、車の開発にシリコン樹脂、半導体・・・・
研究といっても幅が広い。
やりたいことを見つけなさい。
あの時、私は産む。という選択をした。
それが正解なのかそうでないのかはわからない。
どちらも自分にとっての受け身の話で
他人がどうこういうことではない。
しかし、今の私からすれば
産む。
という選択に踏み切ったことを
後悔していない。
こんなに優しいお正月の朝を迎えられるなんて
なんて幸せなんだろう。
おせちや華やかなことはないけれど
静かに隣で寝ている寝息を聞きながら
朝寝坊できる。
それだけで幸せだ。
毎朝おもう。
私はなんて幸せな生き方をしているのだろうって。
手に絵を描くようになった。
今回は油性ペンだったから取れない（笑）
それも両手・・・
たまに腹筋や肋骨をペンで書いてる（笑）
子供って面白い笑