自己を沈めてはならぬ
実に自己こそ自己の友である
自己こそ自己の敵である
自ら自己を克服した人にとって
自己は自己の友である
しかし
自己を制していない人にとって
自己は敵のように敵対する。
(六 ・5-6)
私がクラスを行う際によく発する言葉の中に
「比較対象は自分」
という言葉があります。
ヨガしたいけど私、からだ硬いから。
なぜ、硬い体をケアしようと考えないのでしょう。
自分を労るためにヨガをする。
自分を知るためにヨガをする。
その自分とは
肉体の調子もそうですし
心の状態も
骨や筋肉のような形あるものと
心や気の流れなど目に見えないもの。
多分、世間がみているヨガは
運動や柔軟性を指すものなのでしょう。
目に見えないものを
現代人は恐れがちです。
古代から続くその手法は
人間になんらかの結果をもたらすので
この現代にも残っていると
私は思います。
目に見えないものは
信じがたいです。
それでも、普段の生活の中で
現代人はきちんと使っています。
愛情
信頼
それは他人に対する見えない関係。
それなのに
自分に対する目に見えないものは遠ざける。
不思議なものです。
信じてあげなきゃいけないのは
自分なのに。
ヨガのレッスン中に
できない
とか
無理
とか簡単にそんな言葉を発せられます。
初めからやろうという気持ちがないのでは。
なんて厳しい気持ちになることもあります。
ヨガは
決してスパルタではありませんし
強制でもありません。
私は
笑いながら
どうしてできないと決めつけるのか？
なぜ、できないとのかと考えないのか？
と返しますが
根本的に体を柔らかくしたくてヨガをしているわけではありません。
最近多く使う言葉ですが
「自分のスキャンニングをしてると思って」
最近はこの言葉がしっくりきてます。
今日はなんだかやる気が出ない。
なぜ、やる気が出ないのかを探る。
昨日食べたもの？
精神的なこと？
それを手放せば楽になる。
昨日、何を食べたの？
今朝の食事は？睡眠は？
心の中にあるもの？
それはあなたが悩まなければならないもの？
結果を出すまで引きずるのであれば
早めに片付けてしまったら？
そう。
自分を制することができれば
静寂が訪れる。
静かで
些細なこともHAPPYと感じることができるような
心地いい毎日。
私は
そんなHAPPYな生活を送ることができるように
ヨガの指導ができれば良いなと
日々考える。
あまり深く見えないもののことを言葉にすると
あちらの人と思われがちですが
私は
私の人生を楽しみたいから
大切な人たちに囲まれて
幸せだな。
と感じることが多い日々でありたい。
それは多くの欲を捨てれば
意外と簡単なことなのではないでしょうか。
もっともっとと強欲にならず
与えられた環境の中で最善を尽くし
小さな幸せを見つけられることができる人でありたい。
ハエ（笑）
息子がね
お友達のお家から借りてきたの。
他にもクワガタとかたくさんあったのに
なぜ、ハエなの？笑
「ママが笑うと思って」
自分の欲しいという欲より
母の笑顔を選ぶ息子。
きっと、母が笑顔であれば子は幸せなんだと思う。
自分の幸せのために何をするべきなのか
きちんと考えている
5歳児。
わたしよりずっと賢い。