母 | 熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師Ryo
【ホットヨガ】
STYLISH YOGA ROOM Padma
【yoga】
SAHAJI

目指していたのはメイクアップアーティスト。
外側を磨くことから内面を磨くことに変わり
女性のため、新しい命のために
指導するヨガの講師となりました。

熊本地震の影響もあり
母が退職を決意しました。

退職の日。

わたしは何もしてあげることができなかった。

自由奔放に生きてきたわたしが
起業する際に見た両親の所得。

その頃わたしがもらっていた金額。

わたしは愕然としました。

子供達を育て
家族を養い
贅沢をせず
人様に迷惑をかけないように。

そんな母。

辛抱強く愚痴もこぼさず
あたたかく強い人。

適当にやりたいことをやってきたわたし。

起業する時
背中を押してくれたのは両親でした。

母の退職。
それは20数年を勤め上げた卒業しての日。

地道にコツコツと。

「その仕事、わたしにはむいてないから。」
そんな若者たちを毎年見送り
コツコツと。

それほど長い時間を同じ職場で過ごすということは
ほんとうにすごいことだと思う。

退職を祝うべきなのか
とても迷いました。

それは年齢を受け入れること。
体の衰えを受け入れること。

いつも元気で優しい母が
おいていく姿。
それはとてもとても
辛いこと。

第二の母
おばあちゃんを亡くした時
とても寂しく悲しかった。

泣いても泣いても戻ってこない
時間に
また涙が出た。

退職しとても綺麗なお花を抱き
自宅に帰った母。

でも、誰も褒めてもくれなかった。
そりゃそうだ。
障害者にはそれは理解できない。

だからこそ
わたしがやらなきゃいけないことなのに

ご飯に連れて行くことも
花束を渡すこともできなかった。

老後の世話を。

なんて大きなことも言えなかった。

自分勝手に生きてきたことを
すごく後悔した。

母が幸せと思うことは何かをたずねてみた。
「家族で過ごす時間かな」
それは平凡で深い言葉。

今まで自分のために生きてきた。
それには
見守って支えてくれる母がいたからこそ
成り立っていたのかもしれない。

いつでも同じ答えを。
人生の師匠であり
尊敬する人。


敬愛しその人がこれから幸せと思ってくれるように心がけよう。

そう。
幸せだなって思ってくれる時間を増やしていけたらとおもう。

私たちのために今までありがとう。
あなたが母でよかった。

いつか
わたしもそういう言葉を子供達からもらえるように
母として人間として
そして
そう思ってくれる子供達を見守れる人に。

あなたの人生が
もっとより良い人生になるように
わたしは努力します。

娘より
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