今、一番欲しいアート | 熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師 RYOのYOGA的美人道

熊本ヨガ講師Ryo
【ホットヨガ】
STYLISH YOGA ROOM Padma
【yoga】
SAHAJI

目指していたのはメイクアップアーティスト。
外側を磨くことから内面を磨くことに変わり
女性のため、新しい命のために
指導するヨガの講師となりました。


熊本ホットヨガスタジオ パドマ
ryoですo(^▽^)o

今週末に是非行きたい展示会があります。
上田豊治氏
この方をご存知ですか?

私は一冊の本でこんなに心を打たれて
人間らしさを感じた事は
あまりなかったかもしれません。

「はじてまして上田豊治です。」
サヴァン症候群
自閉症の中でも、まれに特殊な能力を持ってる方達です。

映画
レインマンのモデルとなった方も、
貼り絵、山下清氏もサヴァン症候群だといわれています。

「 豊くんへ

 私の人生を私が計画してたより
 とても狂わせてくれて
 ありがとう

 二度と歩きたくないけれど
 くりかえしたくないけれど
 二人でしっかり歩いてこれたね

 あなたがいなければ
 私はこんなに立派な人生を
 歩けなかったわ

 豊くん、お母さんを支えてくれて
 ありがとう

 そして、これからも
 どうぞ よろしくね   」

上田豊治さんの切り絵はとても繊細で見事な物です。

この芸術的な切り絵にもですが
私はお母様にエールを送りたいと思います。
ただ同じ障害児を沢山みてきたわたしにとって、
その中でも、上田豊治さんのお母様は
とても羨ましく
幸せだなぁーと感じてしまいます。

上田豊治さんは一度就職した自動車整備工場でその障害ゆえに、理解されなかった事も沢山あったと思います。
一番辛かったのは
おかあさんではないでしょうか。
社会の偏見の目は、体よりも心にぐさっと刺さり、ぬけることはありません。

こんな素晴らしい才能を見つけたお母様はとても根気強くここまで歩いてこられたなと尊敬いたします。


健常者でも
お母さんは自分がやらせたい事を押し付けてしまいがちです。
その子の本当の才能を見失ってしまいがちです。
開花させるのも、させないのも母親の「気付き」ひとつなのではないでしょうか。

障害を持って産まれた子供達に
わたしができる事。

それは、ごくごく小さな事。

周りと同じように接する。

ひとりのにんげんですから。

上田豊治氏の
切り絵をたくさんの方にみてもらい
理解してもらう事も
私にできる小さな事です。

障害を持って産まれた子供達に
ゆめを。
その家族にも未来を下さい。

県も、市も
国も社会も

そして、わたしも。

真剣に向き合っていくこと、その大切さを教わりました。

 では印象に残ったお母さんの言葉を。

「悩んでも一生、苦しんでも一生。同じ人生なら、明るく楽しく生きたい。この日、この時、この出会いを大切に生きたい」

「一人では何もできないけれど、まず一人からやってみなければ、何も生まれない」

何度死にたいと思った事か。
どうして自分だけがこんな運命を背負わなければならないのか。
周りの家族が羨ましくて羨ましくて。
行く先々で、人の目が痛くて。
噂が怖くて。

障害を持った子供を支える家族達。
少なくは無いはずです。

今までも、これからも、わたしができる事。
小さな事ですが続けて行こうと思います。