とまり木の願い 〜ひとりで抱える介護を、少しずつ軽く〜

こんにちは。あーこです。
いつもこのブログに来てくださって、ありがとうございます。

今日は、今の私の“夢”について、少しお話させてください。

それは――
とまり木を通じて、介護をひとりで抱え込む方を減らしたい
そんな願いです。

介護というのは、時にとても孤独で、しんどいものです。
それが積み重なると、心がすり減り、誰にも言えず、虐待につながってしまうことすらあります。

「介護を楽しくしましょう」なんて、簡単には言えません。
私はこれまで、仕事として、家族として、現実の介護に長く向き合ってきました。
だからこそ、介護の中にある大変さや、理不尽さ、思い通りにならないこと…よく分かります。

もちろん、介護にはやりがいや温かい瞬間もたくさんあります。
でも、それだけでは続けられない時もあるのです。

今も、ケアマネとして関わる中で、こんなことがあります。

一生懸命に考えて行った支援が、「余計なことをするな」と拒否されたり、
お一人暮らしでお風呂にも入れない方がいても、本人の拒否が強ければ何もできなかったり…。
ご家族が「他人を家に入れたくない」「お金がかかる」と支援を断られることもあります。

施設では、お風呂を勧めても拒否され、叩かれたり、暴言を受けたりしたこともあります。
家族介護では、呼ばれてもすぐに行けないことを責められたり、
頻繁な連絡に追われ、自分の心が疲れてしまうこともありました。

それでも…
お風呂に入ったあとに「生きててよかった」と笑ってもらえたり、
訪問すると「この時間が一番の楽しみ」と言ってもらえることもあります。

そういう瞬間に、そっと心があたたまります。

介護は、子育てに似たところもあるけれど、
子どもが少しずつ「できる」ようになるのと反対で、
年齢を重ねるにつれて「できないこと」が増えていきます。

だからこそ、本人も悔しくて、もどかしくて、
支える側も心が潰れそうになることがあるのです。


そんな中で、「とまり木」が、ちょっと羽を休められる場所でありたいと思っています。
誰かにそっと話すだけで、少し気持ちが軽くなることがあります。
「ひとりじゃないよ」と伝えられる場所でありたい。

私の夢は、介護の孤独を減らすこと。
介護が理由で誰かの心が壊れてしまわないように、
安心して話せる場所を届けていくことです

今日も、どこかで介護に向き合っているあなたに。
ほんの少しでも、心が軽くなりますように。

いつでも、ここでお待ちしています。
あーこでした。