ショートステイを長めにお願いしたら、ケアマネの表情が変わった? その理由とは?


こんにちは、あーこです!
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます💖


先日、こんな相談を受けました。

> 「いつもショートを利用しているのに、今回は少し長めにお願いしたら、ケアマネさんが一瞬嫌な顔をした気がしたんです。無理だとは言われなかったし、実際にショートの調整はしてもらえるみたいなんですが…何かいけなかったのでしょうか?」

確かに、ショートステイをお願いしたときに、ケアマネの表情が曇ることがあるかもしれません。もしかしたら…制度上の理由かもしれません。
この方の場合、 介護度・ 有効期間・ショート先の状況など聞いた上でこの可能性が高いと思ってお伝えしました。

今回は、ショートステイの利用日数に関する介護保険のルールについてお話ししていきますね。

ショートステイの利用日数に上限がある?

介護保険では、ショートステイを 年間の有効期間の半分以上 利用すると、市へ「協議書」を提出しなければならないルールがあります。

例えば…
✅ 介護認定の有効期間が 2年間(730日) の場合 → 365日以上ショートステイを利用するなら、市の承認が必要

つまり、毎月15日以上ショートステイを使っていると、年間で見ると基準を超えてしまう可能性があるんです。

これが、ケアマネさんが慎重になる理由のひとつです。
決して、「ショートを使ってほしくない」というわけではなく、ルールに従って手続きを進める必要があるためなんですね。

ショートステイが長くなると、どんな手続きが必要?

もしショートステイの利用が 有効期間の半分を超える 場合、ケアマネは以下のような手続きを行います。

1️⃣ ショートステイを長期間使う必要性を市に説明する協議書を作成する

どうして長期間のショートが必要なのか?

ご本人の介護度や現在の健康状態

自宅での介護が難しい理由


2️⃣ 「23項目」の詳細な情報を市へ提出

介護度

身体状況(ADLの状態)

認知症の有無

使用中の介護サービス

ご家族の状況

施設入所の予定など


3️⃣ 市の介護保険課から必要性の確認が入る

ケアマネに対して、市から「なぜショートステイが必要なのか?」という確認の電話が入ることがあります。

ここで 市の承認が得られれば、ショートステイを継続して利用できる 仕組みです。


このように、長期のショートステイ利用は 通常のショート利用とは違い、市の審査が必要になるケースがある ため、ケアマネの対応が慎重になるんですね。

ロングショートとは?

「ロングショート」という言葉を聞いたことがありますか?(ロング なのか ショートなのか不思議な名前ですが…)
これは、「短期入所(ショートステイ)」を 長期的に利用する ことを指します。

ロングショートが利用されるケース

特養の入所待ちで、自宅では介護が難しい場合

ご家族の事情(受験・出産・転勤など)で、一時的に自宅介護が難しい場合


ただし、現在はロングショートの利用が制限されている自治体も多いです。
以前は、「施設入所は世間体が悪い」として、ロングショートを使い続けるケースもありましたが、現在は 市町村ごとにルールが異なる ため、利用の際は確認が必要です。

ショートステイを上手に利用するために

ショートステイは、ご家族の介護負担を軽減するための大切なサービスですが、長期利用にはルールや手続きが必要になることがあります。
(もちろん 本人の体力の低下や 認知面の低下、介護者の介護意欲の低下 などの 弊害 もあります)

🌸 ケアマネさんが慎重な表情を見せるのは、こうした背景があるから
🌸 利用したい場合は、事前に相談しながら進めるのが◎

長期間のショートを検討している方は、ぜひ担当のケアマネさんに 「このまま利用を続けるとどうなりますか?」 と聞いてみてくださいね💖

さいごに…

介護保険は、市町村によってルールが異なることがあります。
今回の内容も、あくまで 私の地域でのルール に基づいたものですが、ぜひ お住まいの市町村の介護保険課やケアマネさんに確認してみてください 💡

介護は 正解がひとつではない からこそ、不安や疑問を相談しながら、自分たちに合った方法を見つけることが大切 です🍀

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました💖✨


    

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