こんにちは、あーこです。


介護保険の申請において、ケアマネ10年、過去に2回ほど主治医意見書を書かないと先生から言われたことがありました。
今日は、その時の経験を振り返りながら感じたことを書いてみたいと思います。

🌸 1度目のケース:お元気な利用者さん

バスで買い物に行ったり、グラウンドゴルフに参加したりと、とてもお元気な方でした。この方は「友人が通っているデイサービスに行きたい」との希望で申請を希望されました。

介護保険の目的は自立支援。そのため、アセスメントを行ったうえでデイサービスが必要と判断された場合に利用が可能です。初めから「このデイサービスに行きたい!」という希望で申請するのは、実は制度の本来の目的から少しずれてしまうのです。

例えば、この方のようにお元気な方であれば、市が行っている健康体操や近所の活動に参加できることも多いです。そのため、私はその方に説明をしたのですが 本人の希望 強く受信 投稿させていただきました。

しかし、主治医の先生が「本人の状態を見て必要ない」と判断され、意見書を書かないという結果になりました。

🌸 2度目のケース:区分変更の希望が止まらない利用者さん

この方はご自身が納得できる介護度が出るまで、何度も区分変更を希望されました。しかし、状態と現在の介護度に大きな違いがなく、私は説明を続けていましたが、ご納得いただけませんでした。

受診時に主治医に相談すると、先生も同じ説明をされ、最終的に利用者さんは区分変更を3度目で諦められました。このケースでも、主治医が「状態を見て必要ない」と判断したことで意見書は書かれませんでした。

🌱 主治医が意見書を書かない理由を考える

主治医の真意は分かりませんが、次のような可能性があると考えています。

1. 社会保障費の負担を軽減したいという配慮
介護保険申請にかかる費用は、市役所の人件費、主治医意見書の作成料(数万円)、認定調査費用などが含まれます。これらの費用は、私たち国民が支払う社会保障費から賄われています。

必要な方がサービスを受けられるようにするため、制度が維持できる範囲で適切な利用が求められるのです。

2. 介護保険の本来の目的を重視
介護保険は、自立支援が目的です。必要以上のサービスを利用することで、本当に支援が必要な方のサービスに影響が出ないようにしたい、という主治医の思いがあるのかもしれません。

🌟 私たちケアマネの役割

ケアマネは、介護保険の申請をお断りすることはできません。利用者さんやご家族の希望があれば、サポートを続けます。

しかし、必要以上の区分変更や申請が制度の負担を増やし、結果として将来的に制度を維持できなくなる可能性もあります。そのため、本当に必要な方が適切な支援を受けられるように声かけをしていくことも私たちの大切な役割だと思います。

🌼 まとめ:ケアマネと主治医との連携が鍵

申請や区分変更は、利用者さんにとってとても大切な手続きです。それがスムーズに進むかどうかは、ケアマネと主治医、そしてご家族との信頼関係が大切だと改めて感じました。

ケアマネとして、利用者さんの生活に寄り添いつつ、制度を適切に利用できるようサポートしていきたいと思っています。


    

申請について不安や疑問がある場合は、ぜひご相談ください。

一緒に考えていきましょう。


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