こんにちは、あーこです。
いつも訪問いただきありがとうございます。
介護の世界で25年、多くの方の人生に触れさせていただきました。学ぶことも多いです。
その中で、特に心に残るのが戦争を経験された方々のお話です。
先日訪問した98歳の女性のお話がとても印象的だったので、皆さんにも共有させてください。---
爆弾が落ちる中、命を守った日々
その方は20歳前後で終戦を迎えました。戦争中は身近な人が次々に亡くなり、食べ物も不足する厳しい日々の中、牛の世話をして生活していたそうです。現在住んでいる地域にも多くの爆弾が落ち、一面焼け野原になったと話されました。
「戦争はしちゃいかん」
訪問時、そうテレビのニュースを見ながら静かに語る姿に、胸が熱くなりました。戦後、牛小屋にアメリカ兵が訪れ、「牛は元気かね」と話しかけて撫でて帰ったというエピソードには、戦争を越えて人としての温かさを感じました。
高い塀の中で暮らした幼少期
また、90代の女性からはこんな話を伺いました。5歳頃まで中国で暮らしていた彼女。戦争の影響で、中国人が子供をさらうことがあるからと、高い塀の中で暮らしていたそうです。日本に帰国する際も、車の荷台に布団で子供を隠し、大人が囲んで守ったという記憶を話してくれました。
彼女自身も、「どこまでが本当かわからないけど、確かにそんな体験をした」と語っていました。
どの国の人にも命があり、思いがある
戦争を語る時、どこの国が良い悪いではなく、どの国の人にも命があり、それぞれの思いがあることを感じます。日本も敵国に銃を向け、命を懸けて戦った人々がいました。一方で、その中に人としての温かさや、命を大切にする思いも存在していました。
今だからこそ聞ける話を大切に
こうした話を直接聞けるのは、あと数年かもしれません。
テレビやニュースでは報道されない実体験の声を聞ける機会を大切にしたいです。
そして私自身、こうしていただいたお話を次世代へ伝えていきたいと思います。
日々、貴重な経験を共有してくださる方々に感謝しながら、これからも耳を傾けていきます。
ケアマネとしての聞き取りはもちろんですが、その方が生きてきた人生、経験してきたことすべてがその方の思想、思いになっていると思います。そこを大切にしながら、そのかただけのプランを計画することを大切にしていきたいです。
皆さんは、戦争を体験された方の話を聞いたことがありますか?
ぜひ、そんな機会があれば、その声に耳を傾けてみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
介護 1人で抱え込まないで。
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