こんにちは、あーこです
いつもご訪問ありがとうございます。
いよいよ年末が近づいてきました。今年も残すところあとわずかですね。年末年始には、ご実家に帰省される方も多いのではないでしょうか?
今回は、介護が必要な方、または「そろそろ心配だな…」と感じるご家族へ、帰省時にぜひ気をつけて見ていただきたいことや、お願いしたいことをお伝えします。
帰省時に気にしてほしいポイント
ケアマネージャー(介護支援専門員)は月に1〜2回しか訪問しませんし、デイサービスや訪問ヘルパーも決められた時間内でしかご本人の様子を見ることができません。そのため、ご本人が「できるよ」と言っていると、現実の状況が見えにくいことも事実です。
ぜひ、24時間の様子を確認してみてください。
お薬はきちんと飲めているか?
移動の際に手すりが必要な場所はないか?
掃除や洗濯はどうしているか?
ご家族が気づいたこととして、よく聞かれるのが以下の内容です:
「ヘルパーが入っているのに、この状態ってどういうこと?」
「もっとデイサービスを利用できないのか?」
「この手すりは本当に必要?」
「今のデイサービスより、他のところの方が良いと聞いた」
「この状態で自宅生活は大丈夫なのか?」
「介護度は適切なのか?」
「他に使えるサービスはないのか?」
このようなお問い合わせは、年末年始などの長期休暇に多くなります。
ご家族の意見はキーパーソンへ
ケアマネージャーはご家族のご意見をしっかり受け止め、対応していきます。ただ、ご家族の複数の方から別々に連絡をいただくと、意見の食い違いが生じやすくなります。
そのため、契約時にもお願いしていますが、ご家族の中から1人「キーパーソン」を決めていただき、その方を窓口にしていただけると助かります。
例えば:
娘さんから「状態が悪くなったので区分変更してほしい」と連絡があり、
息子さんから「サービスは今まで通りでいい。 区分変更は してほしくない。値段が上がるだけなので。」と別の意見をいただくことがあります。
両方がうまくできればいいのですが、1つをすることで 1 つがうまく回らないこともあります。
ご本人が一人暮らしの場合、ケアマネとしてはキーパーソンである息子さんと話し合い、自宅生活の継続を前提にサービスを調整します。その際、娘さんには息子さんを通じてご意見をまとめていただくようお願いしました。
ご家族同士での意見の食い違いは、ご本人の気持ちが置き去りになりかねません。ケアマネージャーとしては、本人 家族の意向聞きして、より良い生活ができる支援をしたいと思いますが、ご家族さん同士の意見の食い違いを調整することで 本人のことが 置き去りになることは望みません。
帰省時に心がけてほしいこと
年末年始、久しぶりに実家で過ごす時間は、心配なことも多いでしょう。ですが、まずはご家族みんなで笑って過ごす時間を大切にしてほしいと思います。
笑って一緒に過ごす時間こそが、最高の親孝行だと私は感じています。
また、キーパーソンの方を中心に「今後の介護について」少し話し合いをしていただけると、今後のサービス調整もスムーズになります。
年末年始はご家族が集まる大切な時間です。笑顔あふれるひとときをお過ごしくださいね!
気になることがあれば、いつでもご相談ください。
介護 1人で抱え込まないで
あなたもあなたの周りも
笑顔で過ごせますように❢
