こんにちは、あーこです。
ご訪問ありがとうございます
私は主任介護支援専門員、いわゆるケアマネージャーとして働いています。介護を受けるとなると「ケアマネージャーが必要」と言われますが、そもそもケアマネージャーって何をしてくれる人なのでしょうか?
ここが曖昧だと、何でも屋さんになりかねません。そして、実はケアマネージャーをしながらも、ケアマネージャーが何をする人なのかを把握できていない、そんなこともあるのです。
ケアマネージャーは高齢者の生活を、高齢者と一緒に考える専門職です。よく知られているのが、ケアプランを作る専門家ということです。
介護保険は1ヶ月あたりの支給限度額が介護度に合わせて決められています。この限られた金額の中で、最適なプラン、介護サービス計画を組むのがケアマネージャーの仕事です。状況や意向に応じて、枠内に収まらないこともあります。その時には自費のご提案や民間サービスのご提案をさせていただきます。
ケアプランは大きく分けると3種類あります。1つ目は在宅で利用する居宅サービス計画で、これは要介護1から5の方が対象です。2つ目は介護予防サービス計画で、こちらは要支援1.2の方が対象です。3つ目は施設サービス計画で、施設に入所している方の計画になります。ここでいう施設は特別養護老人ホームや老人保健施設、介護医療院など、公的な介護老人福祉施設のことを指し、有料老人ホームなどは異なります。
このプランがないとサービスが利用できないのが、介護保険の制度となっています。
さらに、要介護認定の申請代行や訪問調査もケアマネージャーの重要な役割です。介護保険制度を利用するためには要介護認定が必要です。ケアマネージャーは本人や家族に代わって申請の代行ができますし、その後の訪問調査についても市町村から委託を受けて代行することがあります。
これらに付随する業務として、月始めには実績確認があります。介護保険は1から3割の自己負担が必要ですので、残りの7から9割の請求を各事業所が県に送り、ケアマネが送った実績と照らし合わせて支払いが行われる形になります。そのため、月始めには各利用者さんが利用している各事業所から送られてくる多数のFAXの実績を確認し、県に送る仕事があります。
計画書を変更する場合は訪問してアセスメントを行い、その後計画書を作成して担当者会議を開き、サービスが実行された後にはモニタリングという一連の流れが必要になります。これに必要な書類が、アセスメントシート、計画書、担当者会議の記録、そしてモニタリング記録などです。記録の業務に追われる日々です。
その間に、各利用者さんや事業所さんからの電話相談などもあります。見えない仕事が多く、直接利用者さんのためになっていると感じることが少ない仕事でもあります。正直なところ、おむつ一つも変えられない自分が、他の事業所さんよりも何も利用者さんの役に立っていないと感じることがあります。
他の事業所さんは直接利用者さんのことを見て十分把握していますが、ケアマネは決して偉いわけではありません。その情報を収集して利用者さんにより良いサービスを提供できるよう、各サービス事業所と相談していく、そんな役割を担っています。
余談ですが…ケアマネに対して「ケアマネ様」という態度を取られる事業者さんには、「ケアマネのことはいいから、利用者のことをしっかり見てほしい」と思うのです。
これからも、介護の現場での経験や思いをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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