こんにちはニコニコあーこです。

ご訪問ありがとうございますニコニコ

居宅介護支援事業所で主任介護支援専門員として働いています。

先日 利用者様(要介護)の奥様から電話がありました。
「私が 膝で手術をすることになりそう 。そうなった時にショートステイを使えるのか?」

ご主人を担当させてもらっており、奥様は介護認定は受けていません。

状況を確認すると、変形性ひざ関節症との診断は以前からついていたが、 手術はまだ医師から伝えられていない状態 。手術で良くなるのであれば検討していきたいが 、ご主人が1人だと心配。 ショートステイに行かしてほしいとのことでした。ご主人も入院の間は仕方ないと言っているとのことでした。

このご利用者様、病院 退院時からの関わりですが、退院時に病院と奥様との意向で通所を希望されていました。コロナで面会もできず 、本人の意向がなかなか確認できず、退院時のアセスメント。
もちろん 、通所の空き状況や体験の調整をしてから望んでいました。しかし、病院や 奥さんの 言っていた 「本人もリハビリを頑張りたいと言っています」 の 意向とは 違い、 本人は「そんなところには行かない」の一言。
 
まあよくある話です 。行くと言わないと退院できないと思って 、リハビリをすると言っていたのでしょう。

結局 1回だけは行ってもいいと言っていましたが、 体験の日に本人の拒否でドタキャン。

そんな出来事や 、今までのモニタリング時の本人の状態から、ショートステイの受け入れをすんなり 行くと思いませんでした。

そうなった時に対応策として何ができるか?

必要なのは 、入浴の介助と内服の介助、食事の準備や奥様の入院期間によっては受診介助。
自宅内の移動やトイレ動作は1人でできている。

①ショートステイ
②自宅
③有料老人ホームの自費利用

①は、そのまま丸めなのでそれだけで安心。

②は、毎日朝夕のお薬のたびに ヘルパーさんを頼んでは、 単位数のオーバーとなり、高額になってしまう。
高額ではあるが、1ヶ月間の24時間 訪問介護サービスの利用を提案。そして、配食。
一時的な利用ですが、朝夕 配食 を温めて、薬の服用まで 確認。週1回程度買い物と入浴の介助。
夜間の転倒など、完全に安心できるわけではないが、本人が慣れた環境で 、本人の意向を組んだ お手伝いができる可能性がある。

③施設によって違うが空いてる部屋をショートステイのように 借りるところもあります。 1泊の料金が5000円前後 。そこからデイサービスに行ったりできるため 、完全な 特別養護老人ホームのショートステイ より、しっかりされている利用者さんが多い。話ができるメリットがある。
デイサービスで レクレーションなどができるので、1日中ベッドで寝たままということにはならない。

上記の3つの提案を持って、 ご訪問しました。

ご訪問日の午前中に整形受診。医師より、現状で手術をしても他のところが悪化する可能性がある。 ご本人が 痛み止めを拒否されるため、 処方ができないが、 まだ手術の段階ではないと医師からの見解。(胃が痛くなるため、痛み止めは拒否されます)

よって 、奥様の介護負担軽減のため 配食は 利用。
 入浴介助のサービスも検討しましたが、奥様の痛みが出てから、 今現在 ほとんど一人で入浴動作できており、見守りのみとのことなので様子を見ることにしました。

安心安全考えると 、ショートステイに預けた方が もちろんいいと思いますが、 夜間 一人でこけて数時間 発見されない可能性もある。 それでも自宅にいたいのであれば、 リスクはあるけれども、 自宅に入れる方法も提案していきたいと思いました。


 

 



 

 

ご本人のプライバシーの侵害にならない 定期的に通る 廊下などにおいて、 遠距離で見守りをされる ご家族もいらっしゃいます。

本人の状態や、ご家族さんの状態にもよりますが 、使える機器を使いながら 、住み慣れたところで住みたいという思いが叶えられるのであれば、 それもありなのかなと思います。