こんにちは
訪問 ありがとうございます。
介護の世界で25年、 色々な相談を受けてきました
昨日 退院された、新規の男性の方のお話です。
80代の男性。 奥様と2人暮らし。 市内に長男さんがいますが、 仕事があり、週1回の訪問がやっとの状態。
大腿骨の頚部骨折、術後のリハビリ入院をしての退院でした。
入院されていた病院に併設しているデイケアのご利用希望があると病院より聞いておりました。
入院中にデイケアの見学も行かれたようです。
退院前に、 院外 リハビリを行い、 自宅の廊下、トイレ、 玄関外の段差部分の手すりの住宅改修を行いました。
ベッドの横に置き型手すりのレンタルを 予定していました。
デイケアについては 、一度体験の希望があり、 昨日 退院後の担当者会議はベッド横の手すりの開始として行いました。
担当者会議 の際に 本人よりお風呂は自宅で入りたいとの希望が聞かれました。
自宅の浴槽が深く、 膝の屈伸の制限があるため、 自宅で入るためには シャワー浴となります。
また、奥様も腰椎ヘルニアがあり 身体 介助は困難な状況で、1人での入浴は転倒の可能性が高く 、通所での入浴を進めました。
一度は体験希望があり 、その場で 体験の日程調整を行いました。
そして 本日、「 やはり自宅でお風呂に入りたい 。1人でも大丈夫。」との連絡が入りました。
お風呂は裸になりまた同性相手の介助とは限らない部分もあり、 拒否が強いのはよくわかります 。また、通所に行くことにも「お年寄りばかりで嫌だ」という発言が聞かれ、 同世代ではありますが、 気持ちが向いていないことは分かっていました。
週に2回はお風呂に入るべき 、転倒のリスクがあるのに自宅で一人でお風呂に入れるのは危険‥。
私の中でいろいろなべきねば が頭に浮かびつい 通所に行くように説得してしまうような口調になりました。
案の定、 本人からは、「退院したばかりで そこまで考えられない 。1週間ぐらいは様子を見てほしい 。とりあえず今週の体験には行かない」と硬い意志が見えました。
幸い、 暑い時期でもなく、1,2週間お風呂に入らなくても、処置の必要があるわけでもない。
奥さんも「行って欲しいが、 本人が頑なに言う時には、何を言っても昔からダメです」とのこと。
明日モニタリングのために訪問は行きますがしばらく様子を見ていこうと思います。
原則の、本人の意思決定。
そして、サービスの必要性はしっかりと伝える。 ここに集中して、介入していきます。
今日は、私の説明の仕方や、サービスの必要性の伝え方を反省します
(ヘルパー支援は同性が難しいこともあり、拒否されています。)