こんにちは🥰
数あるブログの中から訪問 ありがとうございます ❣
私は 介護支援専門員として仕事をしています。
昨日 退院されて ご自宅での生活を再開された 9 0代半ばの方。
入院前から お一人暮らしで、市内にいる子供さん達で訪問を頻回にされていました。
1年ほど前に癌を発症され、 治療しながら過ごされています。 この1年で夜間の救急車で運ばれた回数が数回、 その都度ご家族さんを自分で呼ばれ 救急搬送されています。
今回の入院で、緩和ケア病棟を病院から勧められ、 ご家族さんもその希望がありましたが、本人は自宅に帰って デイサービスに行きたいと強い意向がありました。
1週間の約束で自宅に帰りましたが、 いざ帰ってみると 、まだいれそうだから しばらくは自宅にいたいと本人の意向がありました。
私は基本的には本人の移行を尊重しようと 支援をしております。
しかし、今回の場合は 本人は自宅で生活をしたい。 ご家族さんは病院に入院してほしい。 または、 施設に入ってほしいと希望されています。 確かに 95歳で残りが少ない人生だと思います。 本人が好きなように自宅での生活を支援するべきかもしれません。 しかし、今までの数回の救急搬送 考えると、 今後も可能性は高いです。
そして何より、 万が一の時にご家族さんがあの時病院に入れておけば、 施設に入っていればと 後悔はしてほしくないと思うのです。
最後の時、自宅で過ごすか、 施設で過ごすか 、どのような状態になれば選択を変えるのか、本人 さんご家族さんが納得できる方向性を見つけるためにはお互いに話し合っていただく しかありません 。
安全のために施設に行く 。残り少ない 人生 本人が希望するように自宅で生活をする 。どちらも間違いではありませんが 、デイサービスに行きたいだけであれば 、施設から行けるような施設を検討することもできます。 一人で自由な時間を過ごしたいであれば 、施設で過ごすこともできます。 今まで仕事をしながら子供を育ててきて 、奥さんとの思い出のある自宅でもう少し生活をしたいであれば ご自宅 しか選択がなくなります。
そうなるとご家族さんの支援は必要になりますし 、介護保険だけではまかなえない部分 多くあります 。1番は精神的な面です。
ご家族さんが反対され、いざという時に頼れないとなると、本人の不安は大きくなるでしょう。
本人の希望する自宅での生活を支援するとなると、万が一 夜中に呼吸が苦しくなって間に合わなかった時、 万が一 夜間 廊下で倒れて助けを呼べなかった時、その時に もし 息を引き取っていたとしても 本人も家族も納得ができるかどうか。
施設や病院で安心して生活してほしいという思いも、おおもとは愛です。
ケアマネが入れない部分のため 、ご家族さんご本人さんでしっかり話をしてほしいと思います。
後悔をしない人生を生きるために。