7-5 観世清和 二十六世 観世宗家
稽古は強かれ 情識は無かれ
”流祖世阿弥(りゅうそぜあみ)が六百年以上前に著した「風姿花伝(ふうしかでん)」の冒頭に出てくる言葉で、観世宗家が代々大切に受け継いでおります。芸道の世界は「これで完成」ということはございません。己を向上させるために絶え間なく稽古を積み、たとえ目標が達成したとしても、慢心せず、次の目標へ向かい、さらに稽古を積む。また師伝を仰ぐとともに、弟子からも、ほかの舞台からも学ぶものがある、と先代観世 左近元正(さこんもとまさ)より教えられました。驕り高ぶりを戒め、全ての人を師と仰ぐ。まさに、「稽古は強かれ、情識は無かれ」ということでしょう。
調べました この言葉! 「稽古は強かれ、情識は無かれ」は、稽古の時には厳しく自分を鍛えることでありながら、感情や個人的な思い入れを置かないことを指しています。具体的には、稽古や修行の中では自分の感情や思い込みを抑え、客観的に物事を捉え、冷静な判断をすることが重要であるということを表しています。
”情識”とは 驕り高ぶった心を言うそうです。
いくつになっても修行の身 素直な気持ちで稽古する、生活する。
短い言葉の綴りで鋭く伝えているんだなぁ



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