見事な金継です!
形も良いですね!おまけに粉引と来ています。
粉引は、李朝の最初期にほんの少しだけ作られた焼物、希少品これなら、札束を
積んでも修理したいと言う気持ちわかります。
伝世品でしょうか?
発掘品でしょうか?発掘伝世品かもしれません!
最近金継が流行っていて、テレビでもちらほら見えます。
近くの本屋に行ったら、肝心の陶磁器の本はないのに、本の形をした金継
セットと言うものが3種類ほど並んでいました。
日本人の心の中には、やはり侘び寂の精神がのこっているんでしょうね。
この徳利で一杯やったら二級酒も一級酒間違いないです。
さて、これ粉引でしょうか?
粉引とは、黒い汚い地肌に白化粧をして、その上から透明釉薬をかけて焼くんです。
つまり化粧をして、誤魔化すんです。
これ、白い磁器にあこがれた先人の取った行動なんですが、白い磁器が登場
してから、誤魔化す必要がなくなり、その化粧掛けも消えていきました。
つまり長い陶磁器の歴史の中で、一瞬だけ咲いた製法となるんです。
従って数が少ない、今では希少品・・・粉引に見える物は何でもかんでも粉引にする、
この様な粉引が随分と多いんです。
さてこの徳利、本当に粉引でしょうか?
この正面からの写真では判断つきません!
ひっくり返して高台を見てみます。
高台は全てを語る!!
目をつけるのは、胎土が出ている高台の部分を見るのが一番です。
高台の内側の部分をよく見ますと釉薬がかかってない部分、茶色い胎土が見え、化粧
土が、かかってないですよね。
粉引は化粧土をかけた上に透明釉薬をかけているんです。
ですので、これは粉引でないとなります。
ではなにか?
良く間違われる金海と呼ばれる堅手かと思われます。
もちろん私見で素人判断です。
でもけして、徳利そのものの値打ちが無くなったわけではなく、素晴らしい
徳利であることには変わりはありません!
ケチをつけたら安くなるでしょうか?
ネットでは、この方法は残念ながら通じません(涙)


