昨日~ネットを見ていて、思い出したのが、この本の中の極小さな、初期伊万里の

陶片でした。

本を引っ張り出して、そのページを見てみます。

その中の小さな陶片・・・こんなもの見たさにインドネシアの出張を承諾したのを

思い出しました。

 

昨日の話から入ります。

 

昨日トランプさんの、次の手に変化があるかと、ヤフーのホームページを覗きました。

そしたら目に飛び込んできたのが、初期伊万里の陶片!

コリャ懐かしい!

窯の辻窯だなと一気に思い出します。

トランプは後回し~どうせ適当だろう・・・

クリックしてページを開きました。

オオ~出たー!

本物間違いなし

現在20人が注目~既に入札は6入ってます。

この値段であれば買ってもいいが・・・これで済みそうもないです。

名品ではないですが良いものです。見ただけで、窯がわかる、この様な陶片は良い!

そして、ほぼ全体像がわかる陶片は尚更だ!

 

この陶片の1/5の小片見たさにインドネシアに行ったのを思い出しました。

あの頃は元気だったな!

 

以前ヤフーブログに投稿した懐かしい記事です。

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2015.07.0708:02

インドネシアで見つけた伊万里の陶片!

これ19年前の九州で行われた世界炎博の資料です。

スクラップブック2冊にぎっしりとあります。

大した資料ではないんですが、棄てるには忍びなく今まで本棚の隅に置いてい

ました。

 

世界炎の博覧会が1996年の7月19日より開催されました。

padaが有田の駅で松浦鉄道の伊万里行きの電車を待っていたのが、7月16日。

仕事先は松浦の電力会社でしたが、泊る宿がなく、伊万里に住む事になりました。

 

古陶好きが、伊万里に長期滞在したらどのようになるか?

話せば長くなりますので、この話は別途として、今回のテーマとしてあげたいのが

右端の本なんです。

世界炎博のメイン会場は九州陶磁会館で、ここに行く為に、松浦鉄道に臨時停

車駅も出来ました。

 

会場の入場料は確か1500円~安くはないですが、3回も見に行きました。

本も何冊か買いましたが、その一冊がこの本なんです。

 

この本は、インドネシアの古都~バンテンラーマ廃墟の発掘の記録なんですね。

値段は3千円~内容は古陶ファンでも面白くなく、これだけの金額のお金を払って

買う人は多くはいないと思います。

 

貧乏人のpadaが何故3千円も払って、この本を買ったかと言うことですが、その理由はバンテンラーマの地名にありました。

 

丁度、その頃インドネシアでの仕事の話があり、行ったら長くなりそうですので伊万里まで逃げたつもりでした。

 

この本のページをめくってみますと最初に目飛び込んできたのがインドネシアの

バンテンの位置でした。

 

なんと、自分が行けと言われている所の隣なんです。

そうなりますと興味がわきますよね。

 

もう買うしかない!

1日分の日当を払って買ってしまいました(涙)

*この下左はバンテンのpadaが撮った写真を張り付けています。

本の中を見ますと日本から輸出された伊万里や唐津の陶片が図録に

成っています。

この唐津の陶片ですが、同手の物がタイの川からも出土されてます。

これはブログ友、nazonazoさんの記事で興味深く拝見しました。

 

そして、運命の陶片が↓

九州での世界炎博は満開の繁盛でした。

こんなに生き生きとした、博覧会見たことがありません!

 

町中の資料館がほとんど無料開放~今衛門窯・柿右衛門窯~資料館等とは見放題!

ここぞと言うくらい一級の資料が展示されているので古陶好きにはたまりません!

 

特に熱中したのが陶片でした。

窯出土の陶片をみて、伝世品と比べ~年代・窯場を想定する。

これ以上の遊びは無いです。

 

四国にいたら古窯など見るチャンスがありませんが、さすがは肥前~車で少し

走れば古窯のハシゴが出来ます。

古窯に行けば陶片が必ず見られます。

なんとて辺り一面に落ちているんですから!

そして取ったらアカンと張り紙があるんですね(笑)

 

本を見ていて、この左上の陶片が1640年代の製作で出土したなかでは一番古いと書かれていました。

専門家に言わせますと、この小さな陶片が「窯の辻窯」の製品だそうです。

こうなりますと見たい!見たい!一寸だけ見たいと成るんですね。

 

そして、会社からは、やはりインドネシアに行かないかと言う事を言ってきました。

 

しばらく行ってくれたら途中で交代するから!

ブラック企業の筆頭である我が社が、そんな約束守るはずが無いです。

分かっていながらpadaが行くのは3カ月だけと念を押します。

相手も一時しのぎで、オオ~イエスと答えるのが慣例なんです。

そう言うことでインドネシアにやってきて、2週間後、目的のバンテンに行きました。

 

憧れのバンテンは昔の栄光の時はすぎで、たんなる廃墟になっていました。

右ページの上下の二枚の写真はpadaが撮ったものです。

そして右下の写真の建物が、博物館です。

博物館の中に入ってみると陶片が有った!

バシバシと写真を撮っていたんですが、ドライバーがカメラをいじっていて裏蓋を

開けてしまいました。

かろうじて残ったのが、これ1枚です(涙)

 

これには怒り狂いましたです。

所が、このドライバー案外気転が聞くんですね。

padaが陶片に興味を持っているのを知りますと博物館のスタッフ?

から陶片を持っている人の情報を聞きだしたのです。

 

padaの怒りが一気に歓喜に変わりました。

見たい!見たい!~ホンマに見たい!

待つこと1時間~その人間と連絡が付きました。

 

ですが相手が言うには、まだ出来あがってないので来るのは1週間後にしてくれ?

これどういう意味?

陶片が出来あがってないとは??

聞いても意味不明~padaの貧弱な英語とネシア語の能力ではさっぱりわかりません!

出来あがって無くても良いと言ってスタッフに案内されて陶片を見に行きました。

その陶片とは↓

古伊万里のケンデイと言う、容器です。

独特の形をしていますよね。

早々~口の部分は先の写真の後ろの真ん中~これにそっくりです。

もっとも上の陶片の写真は中国のように見えますが、形は似たようなものです。

 

このケンデイは中国製・安南・タイなどで作られて、この地に輸出されたものです。

これ見たら、出来あがってないとの言う意味が分かりました(笑)

 

共直しが出来あがってないと言うことだったんですね。

中国では有りません!

間違いなく古伊万里です。

 

高台は、こんな感じ

生掛け見たいです。

 

古窯から出土の陶片も良いですが、この様な遺跡からの出土品も面白いですね。

日本から、その昔~海のシルクロード経由でバンテンまで運ばれ、そこで使用され

壊れて棄てられたものが、陶片になって今度は日本に里帰りですから、世の中には

わからないことだらけです。

 

早々、思い出したので追加します。

ここの発掘は日・ネシアの共同で行いました。

本も日本語とネシア語で書かれています。

重たいのにわざわざネシアまでもっていきましたが、博物館に同じ本が置かれて

いまして値段は日本の1/3でした(涙)