スマトラのジャワ島に近い街~ランプーン、ここに行った時、あった小さな骨董屋

と言っても古布が大半で、それも奇麗なのがほとんどない!

 

多分買い付け業者がやってきて箪笥を開いたとしたら、使えそうな古布は買われ

て行き最後に残った、ゴミ寸前の様な布を買ってきて、積み上げている、これもその

ような中の一枚でした。

写真で見れば、上側は下側と違って黒い横線がない。

左右は対象になってるので、上側は切り飛ばしたのかな?

と思いながら数枚の半端な布を纏めて買いました。

図案は生命の樹でしょうね。

金糸を束ねてフエルト生地の上に縫い付けたような感じでボリュームがあります。

後から分かったんですが、これがインドネシアでは有名なタピスと呼ばれている金糸

刺繍でした。

金糸刺繍~この様に名をつけてみましたが、日本では、こう書けば大体どこでも通じ

ますが、インドネシア スマトラのランプン地方では、タピス~パレンバン地方では

ソンケットと呼ばれているんです。

つまり、スマトラは、昔(ほんの少し前の事)は数か所の王国が存在したんですね。

戦後しばらくたって、他国によって植民地化されている国を纏めてインドネシアとし

たんです。

ですので同じ様なものでも、固有名詞で呼ばないとピンとこない所があります。

ですが、これがかえって地方色豊かな布を作ることになったんです。

拡大してみますと、この様な感じ!

よく見ますと、剥げているところを見たら糸の上に薄い金の板を巻き付けている

裏当ては、何故か?西洋の更紗を使っているようです。

それで、裏から見れば、周囲を全体的に糸で囲ってます。

上をちょん切った端切れと思ってたんですが、これはこれで、完成された布のようです。

もう一度見直してみました。

よく見ますと、サイドに一定間隔で穴が空き糸で縛った跡が見えます。

多分これの用途は冠婚葬祭時の飾り付けのような用途に使われたのか

もしれませんね?