19日の21時に終わる予定だったオークション~15万円程になった所で後二時間~

伸びても後2~3万円か!

20万弱で決まりだなと思って、見るのをやめました。

あくる日~つまり昨日の朝起きて見てみたら~アレレ34万とは!!

所がよく見たら~まだ終わりではなく・・・その値が~仕切り直しをして始まり

だったんだ!

 

つまり落札日を一日延ばして・・・開始価格を34万円としたみたい!

その結果ずるずると時は過ぎ~入札者もいない状態で終わった。

期待に反して案外とあっけなかったね。

又そのうち~再登場となりそうだ。

 

所でこの日は、もう一つの見せ場があったんです。

これこれ~これなんですね。

同じく宝城粉引の陶片。

これは、より珍品、そして貧乏コレクターが狙うものなんです。

値段も3千円~、これならひょっとして参加できるかもと、一寸色気

が出てきました。

全羅南道宝城群辺りで、作られた粉引を宝城粉引と呼ばれて古陶マニアから見たら

垂涎の的なんです。

数が非常に少ない物なんですね。

韓国の陶芸史は非常に単純で青の高麗~白の李朝なんていいますが、その間に

粉青沙器と呼ばれる時代がありました。

期間は短いんですが、日本の茶人から見たら、この時代の見立ての茶道具が、

最高の人気・・・随分と輸入され~発掘品までが輸入され~堀の手なんて呼ばれて

珍重されていたんです。

従って、この範囲の茶道具は多く伝世されてはいるんですが、その中で、この宝城

粉引は極端に数が少ないんです。

 

これは作られた期間がほんのわずかで、簡単な作りですが結構歩留まりが悪い

焼き物なんです。

黒い土を白い土で覆って~それを焼く~単純ですが、単純なほどごまかしが

ききません。

土同士を密着させますので、重ねる時のタイミングが難しい~早ければドロドロ

になって溶けてしまいます。

種類が違う土なので乾燥&熱を加えた時の収縮率が違います。

出来上がってもしばらくしたら、ボロボロ剥げてきます。

この欠点を取り除くため、無地刷毛目~刷毛目に移行しますので、ドブズケをする

ような粉引は非常に短い期間で終わりました。

 

その様な事から、この陶片~単純な白磁に見えますが、好きな人が見れば堪えら

れない魅力なんです。

さて幾らまで行きますか!!

ここまで行った!

何と一個9千円です。

コリャ手も足も出ません(涙)

この日は~宝城粉引の大当たりの日でした。

次はあるかな?