木箱にカビが生えてバラバラになり取り出した蕎麦チョコ!

磁器なのでカチンカチンに焼けている。

これが陶器だったらカビが生えたかもしれないなと思いました。

これは古陶磁器に興味を持って数年経過後、手に入れた、蕎麦チョコなんです。

道後温泉近くの小さな骨董屋さんに入りました。

店主はpadaより若い~店も開店した所らしく陳列は数点のみ、すぐに店を出るのも

なんだからと見まわしたら、この様な蕎麦チョコが二点あります。

聞けば古伊万里の蕎麦チョコで、一点は〇〇円~他方は、その1/3の値段を言

うんです。

同じもので有るのになぜ値段が違う?しかも3倍も??

安い物は小さな傷があると言います。

そんなものかと指で触ってみたら、確かにあった!

当時は六古窯に興味を持っていたのでぶち割れは当たり前~常識の範囲内だったん

です。

安い方を買って家に持ち帰りゆっくり見てみました。

よく見てみます。

写真の範囲では傷はありません?

此処角度から見ても、無傷!

ですが、これホンマに古い物・・・あの若い主人の行った事本当かな?

どう見たって新しい物に見えるんです。

これが間違いなく古伊万里だと自信を持つには随分と時間がかかりました。

この角度から見ても傷はない!

高台部分の茶色かかった点の様な物は砂の引っ付きですね。

ある日~古伊万里の目利きから、江戸中期~最盛期の上手の古伊万里とお墨付

きをもらいました。

最後に口縁部分の写真~やはり傷らしき物は無いです。

どう見てもない!

家に持ち帰って何度か見るたびに思い出すが、今回見ても、やはり傷はない!

 

何故傷が気になるのか?

骨董屋さん品物は少ないと言っても、有るにはある。

あれやら、これやらと見て

最後に、この傷のある方をもらうよと言って買ったはずなんですが、この時~取

り間違いをしたのかもしれないと思ったんです。

つまり傷有りの方を買ったつもりが、無い方を買ってしまったのか?

ソリャ~虫眼鏡でみれば傷もわかるでしようが?

古陶の世界、その程度の傷は傷とは言わないはずです。

 

そうそう~古伊万里の目利きのテレビ有名な髭の先生~曜変天目茶碗で大失敗

しましたが、テレビ局は、番組は余興であって、それを保証するものではないと言

う事で未だに健在ですね。

 

でも時々良いことを言います。

「テレビで有名になって、見てくれと人が店にやってきて困る。

それで、自分の店に入らず、道を隔てた所に立って、品物を見せてください!

自分が手をクロスしたら偽物~〇を描いたら、本物です。」

 

実に面白い事を言いますが、これ結構真実を言い当てているのではないかと思

います。

何を見てるかと言いますと器の表面の輝度を見ているのではないかと??

古伊万里は透明釉をかけて焼き~あの光沢のある焼き物が出来上がりますが、これ

は一言で言えばガラスでコーティングなんです。

ガラスも遅いとは言え~経年変化で劣化しますから、輝度が低くなってきます。

これを見てるんですね??

 

この考えで良いかどうかは自信はありませんが・・・