よく行ってた韓国の全羅南道順天の骨董屋さん、小さな店に並ぶ品物は、ほとんどが
発掘品~はっきり言えば盗掘品の品ばかりでした。
ソウルや釜山から買い出し人がやってきますので、その前に手に入れなければ
なりません!
週二回ほど行ってまして、見つけたのが、この茶碗~すごい焼き上がり!
はてはて~これは何やろか?
ジーと見ていたら~高台周りがギンギラギンの海に沈む太陽に見えてきた。
凄い物があるんだな!
見込みは、この通り、至って平凡!
径は11.8Cm程~茶碗には小さいし、盃には大きい!
李朝の茶碗やぐい飲みには、日本で言う所の抹茶碗や盃にピッタリサイズは中々ない!
何故だ?
この器の産地は半島であって、日本でないからなんです。
偶にはあるが、まず偽物を疑えです。
そして次に写しを疑えとなります。
横から見たら、こんな感じ!
もう少し~深さがあったらな!~そうだったら?貧乏人のpadaの所には
やってこないだろう。
よしよし!
これを欠点として値切ってみよう!
同じ店で、並んでいた~同じところから出土した堅手茶碗。
どう見たって、茶碗らしいのは右の方だな~サイズ的には女茶碗~これなら小服茶碗
として使えそう~左は~さてどうか?深さがやはり足りないな!
使うとすれば大盃~無理やり、そうする感じ。
値段を聞いたら、右○○万₩~一寸高いがまあいいか?
で肝心の窯変赤出来堅手茶碗は!!
骨董屋の親父は自信を持って◎◎₩~何と倍の値段を言うじゃない!!
本当に吃驚した・・・つまりpadaは赤出来の価値がわからなかった。
嘘っぱち言うなと怒りました。
当然~瞬間湯沸かし器の親父が、真っ赤になって、何故高いかべらべらしゃべり
だします。
骨董屋やって何十年~こんな器見たことが無い!
韓国中探してもない!当然日本にもない!
そのうち段々とここまでの赤できはない物だとわかってきました。
padaの完敗です!
それがわかったのか、親父さんもトーンダウン~自分も、これを右の茶碗の倍で
買った!
悪いことは言わんよ!これもチャンスだから買っときなさい!
そして、倍の値段を払って、この茶碗を買ったんです。
それから堅手の赤出来を見るんですが、ここまでの赤出来は見当たりません!
ネットで探した、この茶碗!
これでも赤出来なんです。
これと比べたら、半額の茶碗方も赤出来で通りそうですね。
前回投稿した、韓国人が見た抹茶碗・・・これの主題の茶碗~見所は、もう一つ
あります。
それがわかる人は韓国にも居ると記者さんに言いたいです。
これは絵堅手なんて言うみたいですが・・・見ての通り、全体が赤く上がってますね。
つまり赤出来、しかもここまでの赤出来は中々ないです。
下手くそな絵の原画は家光が書いたもの・・・これを下手さ、そのままに写し
・・・焼き上げた茶碗・・・窯いっぱいに焼いたはず、それを多分一個だけ残
したはず。
名碗中の名碗が、この立ち鶴の茶碗でしょうね!