久しぶりの東寺の骨董市~今年になって雪が降ったり、雨がふったりろくなことは

なかったが、天気は最高~心は晴れ晴れ!

山門で、まず本堂に向かって、今日も一日疫病神からお守りくださいと唱えながら

一礼する。

 

その次にすることは!

門を入って最初に出会うのが、この店、正面の数人の目線を見てください!

その後、白い帽子の男性が腰をかがんで箱の中を物色しだしました。

良いものが、もし有れば良いんですが!

padaも別の意味で最上段を覗き込みます。

猫よ!猫よ!化け猫よ!落ち目の日本に居たってろくなことは無いぞ!

今は生まれ故郷に帰る時だ!

故郷の中国は、多少下り坂ではあるが、まだまだ大歓迎されるかもしれない!

輸出○○の里帰りなんてね。

 

そんなこと、ココロで唱えながら、今日は絶対化けて出るなよ!とりつくなら、

お金を持て余している金持ちに取りつけと釘をさします。

その後、門を超えて中に入るんです。

これ昔ネットで騙された?化け猫です。

生まれは大正かと思ったのですが、平成で、多分中国生まれだと思います。

この後、骨董市でも出回りました。

まさか印判まで偽物が出るとは思いませんでした(涙)

千円超えたら、偽物ありと心せよ!

そう言えば、陶片も千円と書いて売ってる店が多いですね。

こちらは、発掘品とか?

作家物?を扱っているお店!

猫が耳元で、すいませんね!と言いました。

この女性の着ている服にはチョット驚き!

この井桁マークには思い出がいっぱいあります。

石の群団~この店ではないですが、別の店で石について詳しく聞いている客が

いました。

本物かどうか?、なんていう石か?

店主の話では、この重さから、石には違いない~本物だが、石の名前は知らないと

言います。

そう~骨董屋さんだって、何でも、知っていて売ってるわけではない!

仕入れで手に入れた物を売ってるだけの話・・・

石なんか、特にそうだ!

 

そこで思ったのが、マニアがみたら、お宝があるかもしれないが?

素人が見たら、失敗するだけの話!

骨董は、知っている人のみが得するようになってます。

ここが競馬などの博打と違う所ですね。

で一生懸命勉強するんですが、その教科書やら先生が出鱈目だったら大変なことに

なります。

ここが骨董の本当に面白い所なんです。

 

偽物を買ってしまったら、いい勉強になった!骨董用語では、これを勉強代と呼びます。

ふざけるな!

お金いくらあっても足らんじゃないかと、この言葉に腹が立ってたんですが、今では

多少この言葉を理解できるようになりました。

見ての通りの陶製の手投げ弾です。

この様な物を見ますと、落ち目の日本の悲惨さが伝わってきます。

その悲惨さを味わった人達が戦後の高度成長を作り上げたんです。

 

ああそれなのに!

政治家だけ見ますと、後継ぎの世代は老害で頭も体も動かず・・・その次の世代は、

ちゃらんぽらん~これで日本は立ち直れるかと心配!

K国の政治も無茶苦茶だが、そこには一つ芯が通っている!

首を、自分の命をかけているんですね。

K国の政治家はスピリッツを飲んでるのに日本の政治家は甘酒で酔っ払ってるんです。

 

アマチャでかっぽれでは駄目!

日本~もう少し頑張らないと・・・アジアの落ちこぼれになってしまいます(涙)

本日は二点ほど気になるものを見ました。

 

一点は子連れの活発そうな女性がいじくりまわっている、発掘の唐津~ああでもない!

こうでもないといじくりまわしているんです。

アレレ~これ大好きな発掘伝世品かと思いました。

口縁がつぶれて茶筅が入りかねる程度になってるんです。

つい横から声が出てしまいました。

店主も一緒になって話します。

これが本当の骨董屋さんですね!

電気屋さんとは違う~骨董屋は店主も趣味家なんです。

これが無ければ骨董屋はやってれません!

 

次に女性が目につけたのは、古窯らしき小さな古壺~背丈15Cm程~これには

チョット感心しました。

口に握りこぶしを入れて、これで水をくむのは難しいねと言います。

何と女性は、水差しとして見てるんですね。

 

つい笑ってしまって、また口がすべりました。

これ、花入れにするんですよと・・・店主待ってましたとばかり・・・話し出します。

ここが潮時かと思って離れましたが、この女性は見所は知ってますね。

沢山の器の中から、良いものを選ぶんです

もし知っていて、この芝居をしてたらたいしたものです。

 

次の一点は、この明治・大正の丼茶碗!

太陽か月か?があって山があって・・・ここまでであれば、幾らでしょうか?

勿論千円以下~300円でも売れないかもしれませんね1

 

所がそうではないんです。

下の方に蒸気機関車が走っていますね!

これで、この丼茶碗の評価が一転するんです。

明治になって新しい時代に入り、どんどん西洋の物が入ってきました。

その様な新しい物が、食器の模様となって登場するんです。

そのハイカラ模様が入ったものを文明開化物と言うジャンルが出来上がって

くるんです。

 

こに丼鉢は、その様な物でした。

値段を聞いたら、4万5千円とか・・・先ほどの唐津と同じ値段です!