東寺のガラクタ市なんですが、本日は、このお寺の瓦の残欠が「ハリーポッターと

賢者の石」とつながっているのではないかと言う話です。

 

東寺を見るたびに、屋根瓦に目が行きます。

さて、この瓦~何代目でしょうか?

屋根瓦は何年持つのか?

これは、多分初期の屋根瓦と思っているんですが、灰色や銀色の瓦は近世に

なって始まったのではないかと思います。

平安時代の瓦は、この様な色合いですね。

ですので初期瓦と言われれば納得がいきます。

 

これ瓦コレクターが集めた瓦の断片の中にありました。

昔の木のミカン箱に入った瓦の残欠が骨董屋にありました。聞けば全部で○○〇円

と言います。

その中の一枚気になり、これだけで良いんだがと言っても、それだけでは売らないと

言います。

では、これ+これ+これでは?売らないと言います。全部で○○円~同じお金で、

いいからこの三枚だけ!〇✖円でどうか?

骨董屋の親父は~全部で、〇✖円では?同じ値段を言います。

つまり、邪魔になるので、ゴミも持って帰ってくれと言う事になってしまいました。

 

この瓦は、三枚の内からは外れ、ゴミの中に入る物でしたが、一寸の救いは↓

この墨書きがあるのが気になったんです。

東寺は現存する最古の平安京の遺構で~これだって世界遺産の断片なんです。

その様に考えますと、ガラクタだけどゴミではない?なんて考えてしまいます。

さて、この断片を拡大します。

左と右側に生地の色の差が出ていますが、多分より灰色の部分が、他の瓦と重なる

部分と考えると理解できます。

そして、理解しがたいのが、右側の赤い色の部分!

これは後付けの彩色みたい~そうであれば価値がありそうと考えたんです。

緑瓦はあるんですが、これは赤い・・・・ひょっとしたら新しい発見?

でもそんなことあるわけないや!と頭を捻っていたわけなんです。

そしたら、「-東寺の瓦は語る-」このような展覧会があり、その資料をネットで

見つけたんです。その中にあった、一枚の平瓦の残欠を見てあっと驚きました。

これを拡大します↓

これに出て来る赤い線~この色合いとpadaの持ってる残欠の赤とはよく似た

色合い!

これは同じものだと心臓が弾みます。

そして右上に「軒平瓦、赤い線は朱。建物の朱が付いた?」

何だ!赤い色の原因は、これだったんだ!

しかしながら、瓦の中では、この瓦~一番見所が無いのに、この赤い線があるだけで

ショーケースに入ったんです。

これは調べてみないとわからない!padaの瓦はゴミではなく我楽多の資格が

大ありでした。

 

ここで、この朱と言う色に興味を持ちました。

この色は弁柄かと思っていたんですが、どうも違う~太古から、素晴らしい塗料が

あったんですね。

平安神宮にしろ、お寺にしろ、平城京の建物は朱に塗られています。

この朱の色は、魔物を近づけない色なんです。

この朱色の原料を調べますと↓

これ!辰砂なんです。

これは毒も持っているんですね。400度くらいの熱を加えると水銀が取れるんです。

これすなわち毒で魔物を寄せ付けません!

これから、朱色の色が採れるらしいですが、複雑になるので内容は省きます。

東寺にはこのような朱色がふんだんに使われていたんですね。

その塗料が、瓦に落ちた・・・あるある十分あり得る話、赤い色は、これだったこと

にしときます。

 

この辰砂は、鉱物の中では一番毒性の強い鉱物なんですが、「ハリーポッターと

賢者の石」のなかでは、この石を飲んだものは不老不死となるそうで、これを巡って

悪魔との攻防が続きます。賢者の石とは、この辰砂だったんです。

アマゾンで売られている、賢者の石のレプリカです。

ファンも多いですから、結構売れているかもしれませんね?

欲しいけど高い!28000円だそうです。