初めて買った骨董品~常滑の壺です。

27歳の髭面の美青年が、何で、こんなもの買ったのか!

これには偶然の出会いがあったのです。

当時は四日市に住んでいました。

会社が終わってタイムカードを押し会社を飛び出ます。

目指すはパチンコ屋、単車でひた走り~目指す台を探し~勝った!勝った!吃驚過ぎるくらい勝ちました。

勝ったお金でペンタックスの中古を買いました。

そのうち欲しくなるのがズームレンズ~これも買ってルンルン気分!

土門拳の様な写真が撮りたくなり、車でターゲットを探して走ります。

四日市を出発桑名に向かって走り、そこから258号線を走って岐阜の養老に!ここを抜けて

湖東三山を通り、追剥で有名な鈴鹿峠(1号線)を超えて太平洋側に出ると言う、一日ピッタリのドライブコースでした。通行の多い、一号線から脇道を走るが、神戸辺りで無茶苦茶混み~渋滞が起きノロノロ運転~その道沿いの小さな骨董屋のショーウインドに、この壺がありました。

何度か見ているうちに、土門拳の様な、古壺の写真を撮ってみたくなったんです。

 

ある日、前に車を止め、思い切って、入ってみました。

何とて若造ですから、まともに相手にしてくれるかどうかわかりません!

恐る恐る入りますと爺さんがいて、お茶でもどうぞと言いながら真面に相手にしてくれるんです。

写真の話を進めようと、あの壺~良いですねと言いますと、そうなんだ!残念なことに口縁が無くなっている!~少しでも良い!縁があれば良いのに!こんなことしてしまって~全部取ってしまってとしきりに悔しがります。値段を聞きもしないのに~こんな値段では売れないのだが!売れないのだがと言いながら、○○円と言いだします。エエ~案外と安いんだ!これなら今の手持ちで買える。そう思った瞬間に話が決まってしまいました。

ホンの出来心で買ってしまったんです。

さて独身寮に持ち帰って、毎日~壺と睨めっこが続きます。

そのうち~いったい、お前は何者よ!となってきますよね。

骨董には①買う楽しみ②調べる楽しみ③ハウマッチ

単純に、この三つで成り立ってます。

 

この3本柱で頑張ってるのが「何でも鑑定団」ですね。

手に入ったら調べてみたくなるのが人間の道理なんです。

そこで本屋に行って参考になるものは無いかと探したら、偶々この様な本を見つけかりました。

コリャ良い~これを読めばわかるかもと買って帰ります。

読んでいて、骨董屋の爺さんが言ってた意味がわかりました。

壺の口づくりには時代の返還が有ったのです。

爺さんが、この壺に縁が少しでも有ったら、こんな値段にはならないと悔しがった意味~これを見て納得です。少しで良いわけで、縁があったら時代判別がしやすく価値も上がるわけですね。

無い方が綺麗じゃないかと思ったのは素人考えでした。なる程、骨董とは実に面白い物だと思ったんです。

 

この部分の解説に、「時代が下る」と言う言葉が出てきますが、普通に考えたら、より古くなると解釈しますが、骨董用語では、その逆で時代が新しくなると言う事になります。

 

「時代が下る」=「価値が下る」、つまり、より新しいとなる覚えることに事にしました。

その反対の言葉で「時代が上がる」と言うのがあります。

時代を、価値に入れ替え「価値が上がる」つまり、より古いから価値が上がると覚えたんです。

骨董集めも病気と同じ~常に集めているわけではなく!発作が出たり鎮まったりしますが、ダラダラと続くのが、この病気~「何でも鑑定団」もダラダラ続いて、いつの間にか長寿番組になりましたね。これだって見る人が多いから続くんです。

あんなガラクタを集めてから~笑いながら見ている~これを、もう一歩外から見れば、既にマイルドコントロールされているとも言えます。

この様になって感染していく人の多い事・・・・

 

さて初期伊万里の陶片、これ単なる欠片ではありません!

これだって考え方によれば立派な骨董なんです。

padaが古陶に興味を持った頃は、この様な物を集めている人は、オタクの中でも変人でした。

偶々、店にあって値段を聞いても、限りなく無料に近い物でしたが今では違います。

ヤフオクでもメリカリでも「陶片」とクリックすれば出てくる!出てくる!わんさか出てきます。

いつの間にか商品として流通してるんです。

 

この様な物をどのように表現したら良いのか、困りますよね(笑)

ガラクタと言うのも癪に障ります!いつの間にか、誰が言い出したのか、ビンスキの骨董と言う言葉が近いですね。

ビンスキ~漢字で書いたら「貧乏数寄者」となるんですが、何故か漢字を使わずカタカナを使います。

理由は分かりませんが、数寄者とは、風流な茶人のような人を表す言葉ですので、遠慮して

ビンスキの骨董と言ってるのではないかと解釈しています。貧乏人の骨董と言えばいいんですが・・・そこを曖昧にするのがマニアなんです。

骨董用語の中には、適当な言葉が次々と生まれ用語を覚えるのマア~楽しい事ではあります。

壺を買って45年~経過しました。

我が愛媛はコロナ感染者、毎日記録更新中!うかうか外に出れません!

心肺ともに弱いpadaはコロナちゃんが入ってきたら,イチコロで餌食になります。

と言う事で、家中、彼方此方に散らばってるビンスキを集めて整理しています。

ネットで140サイズの段ボールを買いました。

所が困った問題が発生~いっぱい詰めたら重くて運べないんです。

120サイズを調達~これでしたら何とか運べそう!

今~13個ほど、さて何個になるかです!