随分と昔~九州の松浦に行っていて、この様な小さな陶片を手に入れました。
古九谷吸坂手と言われている陶片です。
このカーブからして皿ではなく袋物、すなわち茶碗~コリャ良い!満足~この日、宿で呑む
酒は上手かった。
古陶にもランクがあるようで、ある研究者に言わせると。
贋作→駄品→並品→珍品→貴品→神品となるらしいです。
でこの陶片が完成品だと、どれに当てはまるかなんですがpadaは貴品でいいのかと思う
のです。
手元に、この様な本があります。
隔月刊の本ですが、内容が軽くなく、重くなくて丁度いいんですね。
少し前の本は、こうでした。
今の本は写真だけたくさんあって、内容は間違いだらけ~とてもお金を出して買う気がし
ません。
昔の本は、じっくりと煮詰めていますので内容が良い、偶に買う時はアマゾンで中古をさがします。
この号は4周年記念の特集号~テーマは初期伊万里の茶道具なんです。
コリャ期待が持てる。
世界的に評価の高い伊万里ですが、茶道具の世界では評価されません!
同じ窯で焼いた唐津が評価されるのにですよ!
器体が磁器ですから使い込んでも育たないと言う事が大きな理由の一つなんです。
ですので、伊万里には茶道具が存在しないと言われていたが、そんなことない!
実はあったんだと言って特集を組んだのが、この本でした。
その中で興味深いのが↓
これこれ、この茶碗!
padaの陶片と同手があります。
時代は1630年から1640年と非常に短い間、このタイプの茶碗が流行っているんです。
時には伊万里は10年刻みで作った年代が分るんです。
凄い研究の成果ですね。
同手を焼いた窯も2~3か所あるみたいで、まさに短い期間だけ焼いているんですね。
多分どこかの茶人が流行らせて~その人が、この世から姿消した途端、消えていったと言う事でしょうか?
この茶碗だけでなく、この錆釉の器もごく短い期間だけ焼かれ、かっては古九谷吸坂手に分類されていました。
コリャやっぱり珍品&貴品となりますね。
こうなりますと値段を知りたいものですが、padaが行くような骨董屋さんとか骨董市にはまず
置いてないので知ることが、できません!
ですが、別冊太陽の「東京の骨董屋さん」と言う本を見ていて吸坂手の皿を見つけました。
この手、昔は古九谷吸坂手と呼ばれていたが、古伊万里とはっきりした今、錆釉と呼ぼうじゃないかと古美術会で決めたみたいです。
学問上はそれでいいでしょうが、一般的には古九谷や吸坂手の方がピンときやすく相変わらず古九谷&吸坂手と呼んでる人が多いですね。
つまり「笛吹けども踊らず」ですね。
この店は女性店主だそうで、キッチリと業界の呼び名も守っていて、ついでに値段もお守りしているみたいです。
5枚組で500万円~1枚100万円~気の遠くなるような、お値段ですね。
皿でも、この値段ですから茶碗だったら大変なお値段になると思ってたら、最近ヤフオクに
出て来たんです↓
オオ~初期伊万里吸坂手が登場しました。
出品者の評価は100%良い、件数も232件と実績もありますね。
説明では
このタイプは皿でも希少ですが、袋物は更に希少で、茶碗におきましては、初見です。
となってます。
padaもほとんど同じ意見なんですが、ちょっと違うには現物は写真を通してしか見ていない
となります。
ですが陶片は持っている!おまけに断面までわかるんですよ(笑)
これが陶片の良さですね!
これほど珍品で、かつ貴品と思える茶碗ですが、茶碗本人は凄く控えめ~画像がすべて
小さいんです。
画像を比べたらpadaの陶片の方が威張っているような気がしてきましたので可哀そうになり
UPしてみました。
拡大しましたので画像はぼやけましたが、つるつるした感じで生きがいいですね。
透明釉薬の中に鉄分を少し入れますと青磁釉薬になり、もう少し入れると天目釉薬(黒い)
さらに加えますと柿釉薬になります。
昔の窯は構造上だいたいが還元ですから、茶色に近い発色になるんですね。
ですので・・・
さて~どこまで上がるか観察です。
ウォッチリストに入れてますと~忘れないように情報を流してくれるのがありがたいです。
現在92人が注目しているんですね。
吸坂手は絶大な人気があるんです。
最終結果は、これ!
中途半端な値段ですね。
安いと取るか!高いと取るかは鑑定団に任せたい!
陶片よ!お前は?
もう一度陶片を見たら、ひっくり返って!
♪~私を信じて~絶対嘘はつかないからと言いました~♪








