少し前にブラタモリで有田焼を訪ねる番組がありました。
この有田偏、気合を入れていたのでしょうか?二回に分けて放送
されて、こちらは二回目で香蘭社の前で皆さんが双眼鏡で上を見て何をしてるんでしょうか?
電柱の碍子を見ているんですね!
つまりこの後から香蘭社の碍子工場を見学に行くと言うストーリーになるんです。
タモリさんは、これ以前にも碍子の番組に出演していた数少ない碍子マニアの一人なんです。
この場面を見ながら思い出したのが香蘭社の印判の話でした。
しかし番組終了と共に忘れていたんです。
ここ一週間ほどは雨が降りそうなので、部屋の掃除でもしようかと思っていたら香蘭社の印判が出てきました。
そう言えば以前ヤフーブログにUPした事が有ると思い出し過去記事を引っ張り出しました。
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香蘭社は印判を作っていた!
OJ倶楽部さんが、深川製磁の輸出品の記事をUPしていました。
陶器は塩入れ、占領下の短い期間内に製作された品でコレクターの多い分野の品物ですが、何処製?
でしょうかと製作地方を問いかける楽しい記事でした。
塩入れには絵付けが有って、トレードマークの大きな山のマークも書かれているのですが、残念ながら
回答を見るまでは思いつきませんでした。
深川製磁と聞いて思い出したのが、この香蘭社の印判です。
深川製磁は伊万里から脱した感じの焼き物を作りますが、これに対抗して有田では香蘭社と言う
素晴らしい伝統的な焼き物を焼くメーカがあります。
どちらも宮内庁御用達!有田焼(伊万里焼)を代表するメーカーです。
香蘭社=染め錦、と思える様な豪華絢爛な焼き物をつくるのですが、その昔は、この様なイゲ皿も作って
いました。
皿の裏には、ランのマークと「コオラン」と書かれた刻印が有りますね。
これだけで香蘭社の明治頃の作品と分りますが...
これの製作時代は明治の20年頃と個人的には思っています。
と言いますのは、唐子が図録で出てくるのは、日清戦争の前まで、戦争の勝利後はチャンチャンコ
と小馬鹿にされた中国になってしまい、台所では人気が無かったのではないかと思います。
此処までは、単なる印判で話題性は無いのですが、面白いのは次...
いげ皿と言う本が有ります。
この本は随分と売れて、最後の方には新品も古本屋に良く並んでいましたが、最近は見なくなりましたね。
いげ皿を集めたのは外国人でトラックで運ぶぐらいもっていたみたいで、やることが違いますね。
そのコレクションをジャンル別に分けて、整理したのが、この本で見方を変えればカタログに見えたりも
します。
いげ皿とは棘のことで、九州地方では棘の事を「いげ」と言うみたいです。
そのカテゴリーのなかで、著者は香蘭社と言う項目をワザワザ作っています。
面白いの冒頭の記事なんです。
全体の感覚から察するに、印判の世界の中で香蘭社の製品に一目置いていた筆者が香蘭社を訪ねます。
著者は神戸在留の大学の先生です。
所が応対に出て来た紳士が、そんな物は香蘭社では作ってないと言う。
天下の「香蘭社」が安物の印判を作ったと恥になるから隠していると憤慨しているんですね。
社名を描いた印判を持っているのに事実を隠すなと怒っているんです。
最後には、この紳士は自社が印判を作っていたのを知らなかったからだと怒りを解いていますが
知らなかった言うのはなお悪い!社員としては失格です。
次のページには、香蘭社の製品が何点か出てきます。
同じ印判も出てきます。
著者は怒りは、別にして、さすがは香蘭社の印判だ!
製品については褒めまくっているところが面白い!
このように視点を変えて物を見る事が出来る人からは大いに学ぶ必要があると思います。
芭蕉の葉っぱを持って遊ぶ子供たち!
天真爛漫、孔子や孟子の教を聞きながら育っていきます。
だのに大人になると...
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あとがき
アレレ~協力に香蘭社がないですね?
本の中では随分とページをさいているんですが・・・
印判コレクターが伊万里の大御所の香蘭社を訪ねて印判の話を聞こうとしたら、そのような物は作ってないと
言われ、金襴手の様な高級品の話ばかり聞かされた!
頭に来たねと書いてるのには納得です。
*この本の中で、日本の明治印判の並品がハワイの〇〇では200ドルなんて書かれていて、海外だって
それ程悪い評価ではなさそうなんですが・・・
このイゲ皿の本~相当な部数が出ていますので、香蘭社の関係の人も見たはずです。
どの様に思ったでしょうか?
その香蘭社が、ブラタモリの時には碍子工場をこれでもかと言うくらいオープンにしているんですね。
そして美術品・普及品・碍子と3本立ての経営方針で行っているという事をユーチューブに中でもはっきりと
社長が出て来て言ってます。
個人的にはちょっとした反省かと思ったりするんですが・・・








