ボロボロ~クチャクチャなジャワ更紗を干してます。

乾かしているのではなくて、まっすぐ平らにしてるだけなんです。

この布は、買い出人が買ってきた布です。

傷物は買うなと何度も言ってるんですが買ってくる、というよりは貰ったのかもしれませんが?・・・これをpadaに売りつけるんです。

国民性が違いますので傷物の判断も違うのかもしれません!

日本円にすればわずかな金額ですが、これを許すとpadaが古裂コレクターからボロ裂コレクターになってしまうし買わなければ相手に損害を与えてしまう!止めると言われたら骨董ハンターは成り立たなくなる・・・ここらが難しい所です。

 

この様な布捨てて帰るつもりでしたが、陶磁器なんかの破損保護用に丁度良いのでグルグル

巻いて持ち帰りました。

この布は、もし完品近い物でしたらコレクターズアイテムなんです。

次の本を見て見ますね。

アジア・アフリカの古布にはコレクターが多く~結構、本が出てます。

これも、そのような本なんですが・・・・一寸開けて見ます。

ハイ!

デカデカとこの様な物が出てきました。

padaのオンボロタイプの布と同等品です。

 

ジャワ島ラスム産で、一寸昔にスマトラに輸出されたカインパンジャンと呼ばれる腰布です。

幅約1mチョイ~長さ2mチョイの一枚布、使用方法はこれを腰に巻くんですが、右から巻くのと左から巻くのとでは表に出て来る模様が違いますね。

ですので、このタイプはパギ・ソレ(朝・夕)という粋な名がついて呼ばれています。

この本のページをめくっていきますと↓

この様な物に出会います。

日本には独特の文化があり、この様な古布を仕服に使うのですね。

この写真の中の2点は、パギソレの鋸歯模様をうまく生かして作ってます。

*ところで本の中の文章ですが、18世紀のバテックとなってますが、これ一寸無理があります。

高温多湿のインドネシアに200年前の古布は残っていずせいぜい20世紀の前期でしょうか?

ジャカルタの博物館に行っても19世紀に上がる古布は極わずかと思います。

先に二冊の本をUPしましたが、左側の本は~古布を利用した仕服作りで成り立っているんです。

色んな古布が出てきますので、視点を変えて見ますと面白い物です。

 

その様な観点で見直すと、ボロボロ布にも利用価値が出てきます。

パギ(朝)の部分~本の物よりは、より凝った模様~穴ポコ・破れありますが、使える部分がほとんどです。

此方はソレ(夕)の部分です。

左右のボーダ部分の模様に気づきませんか?

着れば上下でも模様が違ってくるんですね。

つまり、この布は4通りの使い方があると言う事になります。

 

このボロ布、破れてはいるんですが、健全な部分もありますので捨てれない!

その理由は↓

この様な端裂が、結構いい値でネット販売されているんです。

どの布も横幅は大体同じ、人の腰下の寸法は決まっているので当たり前とは言えますが。

padaの布と時代も品質も似たようなものだと思っています。

*でも、この業者さんは正直でまっとうな店、さすが専門店ですね。

  このレベルの布~19世紀とかさ上げをする人も結構いるんですがチャンと20世紀と書いてます。

古い物と古く見えるものは違います。