正月も三日目になりますとちょっぴり色褪せてきますね。
今年の我が家は、嫁の親戚の不幸事が重なって娘一家の帰省は急きょ停止、気の抜けたビールの様な正月になりました。
孫がガックリ来ていると言う事を聞いて、外乱に弱い嫁は~案の定、寝込んでいます。
今年はヤフーブログからの移行に乗り遅れたpadaの思い出の日記から残して置きたいものを取り上げて、新旧記事を混ぜながら進めていきたいと思ってますので宜しくお願いいたします。
*今過去記事を見直しますと文字の間違え、変な所も随分とあります。
又時系列で合わない所も大ありですが、これはこれで直さず必要な場合は小文字で加筆することにしたいと思ってます。
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あっという間に連休も終わり、ジャワ羅紗の展示会まで、残り一週間となりました。
展示できるのは、スペースの関係からわずか7点ほどなので随分と迷っています。
さて選び出したのが、この一点です。
ジャワ島北岸のペカロガン制作の布です。
こう見ますと、しっとりと落ち着いて時代も十分ある布です。
この布も記憶に残る一枚なんです。
休日に車をチャーターしてフエリーでジャワ島から海を渡りスマトラ島に行きました。
*買い出し人が集めてきた情報を元に休みに出向きます。
買い出し人は、布の上限に金銭的なリミットを持ってますが、padaはそれに対しては口出ししません!
ただし、情報だけは貰います。
車と言っても田舎の巡回バス~軽四のバンを改造したような感じで進行方向に2列の長椅子を並べ町をグルグル巡回して客を拾うオンボロバスなんです。
padaの目的は、昔にインドやジャワ島のラスムで作られてスマトラへ輸出された更紗
なんですが、同行者の電工ヤングマン2名の目的はスマトラに行けて昼食・夜食と美味しい物を食べ、ビールがたらふく飲めると大喜びでの参加なんです。
スマトラ ランプン市内数か所の骨董屋さんと言うかガラクタ屋さんには前日TELで店が開いているのかは確認済み、その中でも無茶苦茶なガラクタ屋さんで、この布を見つけました。
padaはアレコレと見ているうちに、お二人さんも別の布を広げてヒソヒソと、一息入
れた頃に布の一部を見せながら、これ買えと英語で言います。
padaが見れば、あまりピンとこない布~ノウと言いますが~しつこく二人そろって♪~バイバイ~言うんですね。
これはサヨナラでなく英語の買えと言う事なんです。
この店~あまりこれと言った物がなく、最後の方で、この布の値段を聞いたら意外と安い!
お二人の気持ちも察してお買い上げになりました。
拡大してみます。
びっしりと一面を埋め尽くすように模様を書かれているのはジャワ羅紗の特徴で、
侘び寂が身に沁み込んでいる日本人から見ればケバケバしく、お上品さがないの
もジャワ羅紗の特徴と思ってるんですが、この布は地味で結構上品なんです。
画のセンスも中々の物で葉っぱが中間で上手にひねり返していてまるで日本画みたいです。
色合いも地味に見えるんですが、なんと6色も使っているんです。
特に白が印象的で、蝋引きを6回繰り返して手間をかけています。
*ジャワ更紗に完成までに一年・・・という表現が出てきますが、この様な布見ていると納得できます。
花束の模様は、ジャワ島北岸のペカロガンでオランダ系の女性達が経営する工房
で書かれ、主にヨーロッパ向きの輸出仕様でした。
この手の工房は戦後の1950年頃には店を閉じてしまって、その後は華僑系やらアラブ系・ネシア系の工房が引き継いだそうです。
よく見れば、所々に穴あき修理の後が!
ジャワ羅紗の古布でおよそ100年たったと言う物は滅多に出てきません。
*ネットを見ていますと70年前とか100年前と言う表現がありますが、たぶんもっと新しいような気がします。
日本であれば明治であればマアマアか、江戸にはいると、ソコソコかと言える古布なんですが、ネシアでは100年と言えるのを証明できる布はかなり限定されます。
そしてジャワ更紗で古い布には必ず言っていいほど穴あきや修理のあとが残っています。
日本とは違って高温多湿で年中~虫の楽園の国なんです。
虫食いを嫌っていては古布は集めれません、それよりもいかに上手に修理しているかを見た方がより現実的です。
これなんか丁寧に修理をされてますね。
生まれが悪い布は修理されず穴あきのまま使われるか、日本と同じ様に雑巾になります。
生地の色が赤色の下にあります。
少し黄色味を帯びた白、唐草模様が生地で、小さな点々も蝋を置き、この部分は最後に落としてるんです。
また鳥と蝶の点点は黄色、同じ点でも一寸違います。
この部分は、別の段階で蝋を置いてるんです。
ホンマに手間のかかる仕事ぶりです。
布をさっぱりわからない電工二人が、此処をpadaに店主に隠れるようにこっそりと
見せ何故に♪~バイバイ~♪としつこく言ったのか?
そのヒントが、ここにあります。
我が家にやって来てもう20年たちますので一寸薄れていますが、黒いスタンプが見えますね。
ネシア語を翻訳しますと上側が、「真似してはならない」と書かれ下側は、「売ってはならない」と書かれているんです。
お二人さんが言うには、こんなことするのは特権階級の権力者による注文品だと思うと言います。
そして、骨董屋の親父は、このスタンプを見逃しているとも!
成程!成程!よく見つけたなとpada!!
*インドネシア人は日本人と違って目が無茶苦茶良い、車のドライバーだって走りながら少し離れた木の 上に上っている人を見つけます。
本拠地に帰って夕食はサテ―カンビング(焼き鳥&羊)の店に行き、飲み放題、食い放題で、家族にも御土産を持たせました。




