ヤフーブログで記事にした物を見直して順次UPしていきます。
今回は古裂ハンターにUPしていた記事です。
 
古裂ハンター奮闘記(実践編)
 
 
 
買い出し人&padaが集めた布のうち、良いと思えるものをまとめた写真です。
数だけ言えばびっくりするくらい集まりましたが、悲しいかな良い物となると
ほんの僅かです。
何しろ買い出し人は、昔日本でも使われていたドンゴロスと言う大きな麻袋一袋もって帰ってくるんです。
*女2名+男1名のチームで男は用心棒&荷物運びになります。
休みであればpadaも同行します。
女の方は家の中には入り込みやすいのですが、不用心なので男も加わります。
木陰で客待ちで休んでいるベチャ(輪タク)を見つけ得意先辺りに連れて行ってもらって声をかけるんです。
暇人のおばちゃんが辺りがやってきまして商談抜きでジャワ更紗自慢も始まったりして聞いているだけで勉強になりますね。
ドンゴロス、その中はゴミの山~我慢できてコレクションに加えるかと言うのは一割あればいい方なんです。
最初は良い物だけ抜いて、あとは捨てて帰ろうと思ったんですが、郵便局の船便をあたってみると、これが無茶安い。
 
多分ルピア暴落以前の日本とインドネシア郵便局の取り決めなんでしょうね。
現地から自宅までがですよ。
当時の東京から自宅までの宅急便運賃と変わらないんです。
つまり日本までの船便は無料と同じことなんです。
しばらく続いたあと、4倍ほどに値上がりしましたが、そのときは送った後でした。
ですので、結局全部日本に送り、みかん箱一杯単位のバテックを〇〇円で処分しました。
今この布を天気の良い日を狙って虫干ししています。
虫干しは二年ぶり、乾燥した所にはおいているんですが、手に持つと少ししっとりとしているように感じます。
危ない!危ない!~このままにしておきますと溶けて流れてしまいます。
布は厄介です。
 
東南アジアの布は世界的に人気があるんですが、100年前の物となると随分と少なくとなり、ホンマに貴重です。
これは現地の高温多湿が影響しているんですね。
丁寧に保管された物だけが生き延びる事ができる、そして奇麗に残った物には良い布が多いです。
 
インドネシアで集めた布の多くは処分してしまい、今残っているのは2割程度でしょうか?
見ていれば当時を思い出して楽しくなったり腹たったりです。
手前の左側:ちょっと高い事を言うので、いらんと帰っていました。
オーイ~オーイと呼ぶ声が聞こえてますので、バイバイと言うつもりで振り返ったら!
中々良いじゃん!
仕方なく引き返した振りをして、値段を聞けば下げた値段を言いましたので
買いました。
 
後ろ右側:これは面白い隅に真似をしてはならない!売ってはならないとスタンプが押 されています。
 
後ろ左側:ジャワ島のスマトラ島側の南西部寒村~大漁祭に使った布です。
この大漁祭の話を聞くだけでも面白いです。      
前面左側~多色でまるで絵のよう!
*これは珍しく一時期のみ流行ったという感じの布で、いい値でヤフオクで売り出されていました。
手書きで、5回ほど蝋を塗っては染~湯で蝋を落とし、また蝋を置くと言うことを繰り返しています。
出来上がるまでに半年は十分かかりそうですね。
右側シックで良いと思いませんか!
*古布には偽物がありません!
偽物を、しいてあげれば古代エジプトのコプト布ぐらいでしょうか?
これだってぼろぼろの布を一旦解いて編みなおしている場合が多く~陶磁器の様に最初から偽物を狙うわけではないみたいです。
時は金なんていうのは今の話で、昔は原材料の値段に比べれば人件費は安かったですね。
採算が取れなければ偽物もできません!
話は元に戻り、買い出し人もホンの稀に、このようなものを見つけてきます。
これは少なくても80年はたっぷりありそうな良い布です。
*一般的にはジャンビー(スマトラ)と言われていますが、これを作ったのはジャワ島のラスムと言う所で、この赤をメラーダラー(血の色)と言います。
茜染にはたんぱく質が必要ですが綿にはたんぱく質が含まれてないので、一工夫も二工夫も必要です。
もう少し上のレベルが欲しいのですが、買い出し人によるものとしては、このレベルの物が限度かと思うようになりました。
何故か?
買い出し人にとっては値段が高い!高すぎるので、もう一歩が踏み越えれないんです。
*これは仕方がないですね。
しかし、この布にはひとつの大欠点があるんです~(涙)
その欠点は!
これこれ!
 
ボールペンで「PNDI」と、これ多分女の子の名前と思います。
女の子の落書き~これまで何度か見ました。
まずボロ布には書きません!いい布に書くんですね。
そして決まって、名前なんです。
インドネシアは子供が多いから、生存競争が厳しく~早い段階で自分のものにしておく魂胆ですね。
今頃まさか日本に行って~全国版のネットに出ているとは思いもしなかったでしょう。
布が可哀想だからなんとかして、この字を消したいのですが、思いつきません。
 
買い出し人では、ここまでの布が限度かと思った時に、良い案が閃きました。
つまり情報なんです。
いい布を持っている人や骨董屋(スマトラの骨董屋は一般の家で看板など出てません)の情報を調べてくるんです。
これでしたら無料で手に入ります。
電話帳などはないですから、日本以上に口コミは貴重です。
 
目星をつけておいて、そして休みには、padaが護衛を連れて出かけるという算段です(笑)
そして目星をつけて効率よく回るんです(笑)
勿論電話番号を聞いてますので、出かける前には居るかどうか確認はして
おきます。
そのようにしてして手に入れた一枚です。
いい布でしょ!
ジャワ島からスマトラに渡り往復6時間近くかかって手に入れた布なんです。
*幻の布ラスムは、当時のスマトラ向けの輸出品~ジャワ島には残ってなく高い!それを探すには
直接行くのが一番~幸い働いていた所がジャワ島でも一番スマトラ側~帰りの船でのビール一杯は 最高の味でした。
さて、この布インドネシア製ではなく、古き時代にインドから海のシルクドーロを通ってやってきた布なんです。
多分~19世紀~時代も十分!
 
最近ネット&ヤフオクを見ていて、この手の布が出ているんでちょっと驚きました。
*東オランダ会社を経由した証拠のスタンプがある!
慌てて出してみたら~オオ~有った!うれしい瞬間です!
次回に続きます。