インドネシアの呪いの布

題名が呪いの布なんですが、その前に一寸寄り道です。
この本を手に入れた所は、九州の佐賀・長崎で炎の博覧会をしていた時の
メイン会場でした。

題名のバンテンなんて聞いた事がないと、ペラペラ中をめくっているとジャカルタ以前に栄えた古都で世界各地から商人が集まってくる海のシルクロードの東西を結ぶ拠点が、このバンテンだったんですね。
炎の博覧会~世界から集まって来た名品が満タンで頭の中はヒートUP~
この本は、結構高い!3千円と言う値段でしたが、中に出て来る発掘品の伊万里の陶片に魅かれて買ってしまいました。
 
それが縁でしょうか?
「求めよさらば与えられん」そのものズバリで、インドネシアの出張が回ってきました。
しかも、バンテンから車で1時間程のチレゴンという田舎町でした。
 
所が、このバンテンはジャワ島では大変恐れられた地域だったんですね。
インドネシアでは、黒魔術(ブラックマジック)が存在するんですが、そのなかでも強力なのがバリ島の○×地域と、この地域のバンテン州が呪術の本家
でした。
 
町全体がそうではなく、スポット的に固まった村がその地域で点在し、運転手もその前を通る時には急に無口に成り、一寸滑稽なんです(笑)
 
会社に行くある日、田圃の方で真っ黒の炎が上がっています。
車で近づきますと二重~三重~の人垣が出来て、男が二人木に縛られて
裸で焼き殺されているでは無いですが!
横には警察の派出所があるんですが、知らぬ存ぜぬです。
 
後から聞いたら、よその村からやって来た悪漢とか~随分と悪い事をしたから当然だと誰もが言います。
ホント吃驚するような事が沢山ありますが、暫くすると慣れっこになるのが怖いです。
これはネットで見つけたバンテンラーマのローカルなバテック屋さんの画像ですが、この開けている模様は実に面白い!
画のモチーフはバンテンラーマの発掘の伊万里陶片なんですね(笑)
ご主人本人が作るんですから何でもできます。
 
雇っていた運転手の奥さんの実家が、バンテンラーマですので骨董を探しに良く行きました。
 
ある日、陰気臭い民家に行きまして話をしていたら、奥の部屋の方で香をたく匂いがします。
それを見たくなって入ったら異様な雰囲気に気持ちが悪く成りました。
真ん中にボロ布が何枚か掛けられて周りに枯れ枝を何本か重ね、クリスと言う刀ををずらりと並べらています。
どれも随分と古い!
聞けば怨念(黒魔術)がこもって化けてでるので、近所から清めてくれと持ってきてたまったそうです。
つまり捨て場なんですね。
それで、毎日拝んでいるとか...ここの拝み屋さんの婆さんが、これを日本に連れて行ってくれないかと言います。
つまり買ってくれと言う事です(笑)
 
この地はインドネシアの彼方此方から巡礼にやってくるバリバリのイスラム教徒が多いんですが、
(最初の写真に白い塔が見えますね、ここに超デカイ礼拝堂があります)
此処のブラックマジックは、日本人には効きません!
何故かと言いますと宗教が違うからだそうですが、長く住んでイスラム教徒に近く成ってきますとブラックマジックは日本人にも効くみたいです。
 
一寸買ってみようかと思ったのですが、運転手の奥さんが止めとけと言う仕草で、此方をみます。
そして、これを持って税関を通るのはヤバイと気がつきました。
 
その場では一寸考えると一呼吸おきました。
小さいのは持って帰れるかもしれないのですが、何故か思いつきが悪いです。
断る理由は無いか?ムム~あったぞ!
 
あくる日会社に行きながら「夜になって刀が夢に出て来た。
小さな刀の持ち主は女性みたいな~そして日本に行きたくないと泣くと...」ドライバーに言ったら即奥さんに連絡~ここから拝み屋さんに連絡です。
婆さんは、その日は必死になって拝んだみたいです。
 
最初の写真の右下に張り付けた小瓶は何でしょうか?
これは魔よけの神聖な油なんですね。
運転手の奥さんから、これと黒くて呪文の様な模様を書いている布製のバンドを頂きました。
見につけているとブラックマジックにかからないと言う事です。
ここまで来ましたら、ほんと夢に出てきそうな気がしました。
 
これを試すと?
反対にブラックマジックに掛かりそうなので、試すのは止めました(笑)

この騒動が忘れた頃に、奥さんの実家から頂いた呪いが掛かった布です。
生まれた時に、親は赤ん坊用に布を一枚作ります。
それが、この布なんですね。
 
そして、本人が保存しておいて亡くなった時に家族が遺体に、この布をかけます。
これを保存しておいて、7枚たまると、その一家は凄い力を持つみたいです。
*日本で3代続けば、その家は栄えるなんていいますね。夫婦で計算しますと2×3+1(本人分)成程
  同じかな?
売ってはならない、あげてもいけない!ですが、日本人はOK~理由は
異教徒(部外者)と言う事です。
*インドネシア人は屁理屈をつけて掟を変えるのが好きなんです。
    世界一イスラム教徒が住む国ですが、中近東から比べれば、これがイスラムかと思うほどヘナヘナです。
    断食だって守っている人何%?~お腹が痛いとか言い訳して守りません。
バテックは普通明るい感じか、清楚な感じがするんですが、これは黒が基本色だいたい、こんなの着て歩けませんよね。
絵付けは、その辺をさまよっている霊です。
これを7枚集めたろうと思い探しましたが、見つけたのは3枚だけでした。
 
ブラックマジックは掛ける相手の毛が3本あれば掛けれます。
特に恋愛にはよく聞くみたいです。
 
ですが、魂を悪魔に譲り渡す事になるんで、その分の見返りが必ず本人に返って来るみたいです。
これは歌にもなっていて、チキサンドラと言う有名おばさん歌手が歌っています。
掛けられると、元に戻すのはホワイトマジックが良いんですね。
 
別の地域に出張中~padaの同僚が泥棒に入られました。
犯人は女中と3番目に雇った運転手~警察ではブラックマジックにかかったと白状したそうです。
これは調書にも書かれています。
インドネシア人は温厚そのものに見えます。
ホントいつもニコニコと天真爛漫に見えますね。
 
韓国は、その反対~夜は大声で喧嘩ばかり~女性だって男性に殴りかかります。
男性だって平気で殴り返しますが、年上だけには殴り返しません!
 
インドネシア人の場合は外に出さない分、自分で抱え込んでしまいます。
多人数家族での生活、心は随分と陰険になる様で、未だに藁人形の習慣が残っていますよ。
 
この国で外国人が無事暮らすコツは、人前で恥をかかさない事です。
これで仕返しを食らった人は多い!
 
ある人(日本人)は全て仕事が終わって帰る日、鞄の中に薬物を入れられて密告されて、空港でつかまりました。
この手の事件は多いです。
 
さてこの布は、金羅紗でドドットと呼ばれています。
布は最高級の物を使って、模様も丁寧に細かくかかれて伝統的デザインですね。
最初の蝋置きだけで3ヶ月~3回以上は置いてますので随分と時間がかかっている高級品、その上に金泥を置いていますので、尚更です。
 
ある金持ちの男性が、これを結婚式の日に着る予定でした。
彼にとっては3番目の奥さんを貰うんですが...最初の奥さんが女中に
ブラックマジックをかけます。
 
そして、その女中は↓
お日様にかざせば、この通り!
ハサミでギザギザに・・・
 
これを買ってくれと言う婆さんがいて困りましたが、聞けば安い!
お金に困っているようですので買いました。
理由はギザギザにされたくないです(笑)
古裂ハンター奮闘記はボチボチ続きますので宜しくお願いします。