前面の茶碗、紅安南茶碗と言います。
聞きなれない名前かもしれませんが、赤絵茶碗でベトナム製のはずなんです。
何故?赤絵?
白磁なのに何故赤絵か?
その理由を今から説明いたします。
チョイと長くなりますが、padaの教訓です。
 
*この記事は5年ほど前に、他ブログで投稿した記事なんですが、これをアメブロに生かせないかと
   やってみました。
  以前の記事をコピーして貼り付けましたが、一寸コツがいりました。
  写真を拡大したいんですが、何とかならない物でしょうか?
   下二枚は一旦マイピクチャ―に保存して取り出していますが、もっと簡単な方法はない物でしょうか?
珍品の16世紀頃の紅安南茶碗です。
この頃の染付は多いですが、紅安南はやたらと有るものではありません!
安南とはベトナムが中国領で有った頃の地名でフランス領となり、そしてベト
ナムと国名が変わってきます。
この国は当然ながら、明の影響が強いのですが、端正な明の焼き物に比べてリラックスした所が有り、昔から茶方から人気が有ったみたいです。
発掘品でしょうね?
割れていて、地肌も汚い、それに加えて色が随分と剥げています。
この紅安南はインドネシアで入手しました。
インドネシアは何故か、自国製の陶磁器が見当たりません、中国・タイ・安南
そして日本からの輸入でまかなっていたみたいです。
昔は使用後、細かい砂で洗っていたみたいで、紅安南には釉薬の剥げたもの
がほとんどと本に書かれていました。
高台は砂高台、その昔は窯内部の敷き板の上に小さな砂を巻き、この上に
陶磁器を置いて焼いていました。
李朝の民窯&官窯の区別は砂の品質によっても出来ます。
これで行くと、この茶碗、民窯の雑器ですね。
白磁の部分、少し汚れが有りますが、汚れを取りますと、良い感じになりそう
です。
汚れを取って、金直しをすれば、立派な茶碗になりそうで、直しの前にお風呂
にいれてさっぱりします。
風呂は鍋で間に合わせ、水を入れ、茶碗を入れて温めます。
古陶磁器は熱めの、そして長湯が大好き!
グラグラと、湯を沸かし、沸騰させて400年の垢を取ります。
出たり入ったり、健康ランドの様に繰り返し、石鹸で入念に身体を洗い、シャワ
ーをしてタオルで拭きました。
 
 
アレレーまさか!夢ですか??
 
15年ほど前、この時、紅安南を3個買いました。
*5年前の記事ですので、今では20年前になります。
あとの2点は、交合&小茶碗です。
35年も骨董屋をやっている主人に見せますと、ものすごく欲しがり2点は、
古伊万里と変えました。
 
取り換えた交合と茶碗は、すぐ売れたそうで、やはり見る目が有ったかと
一安心です。
*今考えると、この骨董屋さん見る目が全然なかったです。
   つまりこの安南は迷品だったのです。
骨董は、①見つけて楽しみ、②買って楽しみ、③調べて楽しみ、④そして
売って楽しむ!
この様に聞いています。
最後の④の部分は、自分の目が試される所です。
この時は合格と、満足感に浸りました。
*鑑定団が人気があるのが、この部分!
 結果を見て~アッと笑ったり!ホッと溜息をついてみたり、この繰り返しで長番組なんです。
 
その後も、この骨董屋さんとは仲良く付き合っています。
*5年前はそうでしたが、現在は店がなくなってます。
時々、その時、手放した紅安南を思い出しますが、同類の兄弟であったか?
他人だったか?
今は知るすべも有りません。