尺八教室(尺八直る) | まさや爺さんの贈り物

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このブログは、家庭菜園とフォルクローレを趣味にして、つれづれなるままに、書いたボケ防止の練習ブログです。




今日は、里山美林の下刈りの後なので、ふらふらです。 でもイチロウ選手の「継続は力なり」という言葉につられて、今日も尺八教室に行きました。十分な練習もできないまま教室に通うのは、とても気が引けるのですが、山のお手伝いが、週一から週4日となったため、一日中体を動かして、バタンキュウの4日、それに買い物や雑用で、ちょっと大変な時期です。


 おかげさまで血糖値や倦怠感はなくなりました。週一の時に、何か始めようと取り組んだ尺八ですが、なかなか軌道に乗りません。でも絶えず塩ビパイプの尺八は、手元において、吹く癖をつけるつもりです。たとえ1分でも吹きたい気持ちになった時、いつでも吹けるように、車の助手席に積んでいます。


 尺八を始めると継手がぐらぐらして、何か気持ち悪く、吹くのに集中できませんでした。そこで、面倒ですが先生にお願いするとちょうど用事のついでがあって製管師のところへ持って行ってくれました。その尺八といっても楓の木で作られたものですが、継手のコルクが張られて戻ってきました。


 やはり修理して手になじんで音まできれいになったようです。どうも継手は、まっすぐにいれて、ねじらないほうが良いようで、尺八は、竹で作られる場合は、節の数も決まっているようです。歌口、息を吹き込むところが天で第一節(當り)といい下から数えて五番目の指孔の上に第二節があります。


 木で作られた尺八でも、ちゃんと竹の節のような突起がついています。そして第四孔の下に継手があります。継手を合わす時に、下の第三孔、第二孔、第一孔とまっすぐになっているか、合わすのですが、その時に、グルグル回しながら合わせるのがいけないようです。


 さて今日のレッスンは、レッスン第六からです。膝をたたいて調子を取りながら吹いていきます。息継ぎは2小節の後、音を出そうと強く吹き始めずに、柔らかくふいて、運指で長い音をカットするような感じで吹くように言われました。尺八は甲音の高い音と乙音の低い音を吹分けなければいけません。


 尺八の特徴は、あの甲音と乙音の切り替えの「ピーヒョロヒョロ」というところというか複府の運指にあるようです。よく父が首を横に振ったり縦に振ったりして吹いていたように思います。この第六では、まだ「リ・ヒ・ル・タ・ピ」の運指が十分こなせていません。まずこの運指を覚えるようにしたいものです。


 こればかり吹いているとつまらないから何でもいいから曲を吹くように言われました。「浜千鳥・夕焼け小焼け・北国の春・上を向いて歩こう・川の流れのように」と直った尺八で吹きました。先生は、よく吹けるようになりましたと元気づけてくれましたが、どうも甲音と半音がうまく吹けません。


 特に半音は、しっかり押さえないと音が出ないといわれていますが、なかなか音が出ません。また甲・乙の定義がメロディを知っていれば、吹けるのですが、楽譜を見て、乙音ハヒピリの後に来るロツは、必ず甲音になり、甲音のロツの次に来るヒは、乙音となる十分反応できない状態です。


 とにかく先生に頂いたCDを里山の草刈りに行くときに、聞いてみようと思います。また幸いに父の残した尺八の音源もあるので、聞いて「あぁー日本の尺八の音はいいなぁー」と思いながらやる気を起こそうと思います。とにかくほんものの尺八を聞きたいものです。