定期健診(散歩・糖尿病・シティ) | まさや爺さんの贈り物

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2~3週間前から蝉がいっせいに泣き出した。クマゼミである。福井から越してきて、関西に来て、こんな美しい蝉がこんなに沢山いるんだとビックリした経験がある。福井県では、蝉といえばアブラゼミで、クマゼミは、見た記憶がない。


調べてみるとクマゼミは南方系で、山陰や北陸などは、雪が降るためか冬を越せないようで、やはり少ないと書かれている。自分の記憶も確かなもので、今は、温暖化でわからないが、50年前の子供の頃は、今より確かに気温が低いように思える。


もちろんクラーなどなく、家の中で涼しい場所を探して過したものだ。昔の家屋は、暗い日陰のところも作られており、今のように、陽光のみあたる明るい家屋がいいようで、日本の夏を過すには、やはり、暗い部屋も必要であるような気がする。


本日は、定期健診の日なので、いつも頭にある運動療法をしないといけないと思い、ゴミを捨てに行ったついでに、そのまま散歩に出た。今の時期もう朝から日差しが強い。この地区に移り住んで40年近くなるので、いつも見慣れた景色である。


こんなときは、散歩している人の後をつけてみるのも面白い。自分とは違う世界へ連れて行ってくれる。今日は、前を歩く人につられて歩いていくと、弘法井戸に出くわした。カブスカウトのオリエンテーリングで通った道である。


このあたりは、開発された新興住宅地と違い、元から村があった地域で、いわゆる路地裏である。車がやっと通れるくらいの、道が続き、ポツンと井戸があった。弘法大師、空海の時代だから、今から1200年前に同じ場所に、空海が立っていたことになる。


この村を訪れて、のどが渇き水を貰ったが、村人に良く聞くと、この地域は、雨が降らないところで、なかなか飲み水にも苦労するところだそうだ。それを聞いた弘法大師は、可哀想に思い、トントンと持っていた杖で、地面を叩くと、そこから水が湧いて、井戸になったそうです。


誠にありがたい話ですが、それなら始めから弘法大師も自分で、湧き水を飲めばいいのにとも思いますが、そんなありがたい井戸なので、村のみんなで、綺麗な井戸にしましょうと、現在に至るまで、1200年間この井戸を守ってこられたことを考えると、やはり弘法大師の井戸なのだろうと合点がいく。


あとをつけてきた人とも別れ、入り組んだ露地を進んでいくと、カブスカウトの集合場所であったお寺が見えた。そんな露地に十一面観世音菩薩の祠があった。最近文化の違う人たちが来たために、仏像がとられたりするが、今まで、良くとられずにあったもんだと変な感心をしてしまった。


今読み直している本に、日本と韓国・中国とは、まったく違う文化・文明であると書かれてある。井沢元彦の「仏教・神道・儒教集中講座」を読むと、それぞれの国で、漢字で書くと同じであるが、中味が違うようだ。定期健診に行く時間なので、慌てて、家に帰りました。


朝の散歩で、1時間ぐらいであるが、シャツが脱げなくなるくらい汗をかきました。そのためか、糖尿病の数値は、わずかながら改善されていました。しかしまだ高いために、薬を変えることにしました。自分でも解っていて、食事制限と運動療法でもっと改善されることは、わかっているのですが、うまくいきません。


検査入院が必要かもしれません。まず運動を習慣つけることが大切です。毎朝食事前にでも散歩することが必要です。そういえば、むかしは、海まで歩いて行った記憶があります。そのために釣竿も買ってあります。病院では、今日も「あんたらプロでしょ」と窓口で、おばさんが怒っていた。


お年寄りにわかりやすい病院にしてもらいたいと思います。あっちこっちで、何回も受付をするシステムでなく、患者にやさしいシステムにしてもらいたい。また医学は対処療法なので、治療ではなく、予防に力を入れる医師が優遇される制度がよく、薬を出せば、収入が増える制度は、どうしても認められない。


すでにイギリスでは、予防医学が進んでいるようである。薬を減らした医師に対してメリットが生まれるようなシステムにしてもらいたい。帰りは、遠い駅まで歩き、中華料理店で、冷麺を食べた。中国人が料理する冷麺を食べたが、炒めのない料理は、やはり日本のほうが美味しいようである。


これから人で不足の時代が来て外国人が増え、妙な発音の日本語がはやりそうだが、テレビでは人工知能が人間の仕事の17%を奪うという放送がされていた。