本当の愛ってなんだろう。
幼い頃からずっと考え続けてきたテーマ。
母親は子どもがかわいいし、守りたいから過保護になる。口うるさいことも言う。
それを愛情だと思っているし、間違いなくそこには愛がある。
でも、子どもの自分からしたらどうだろうか?
子どもの自分がやりたいと言ったことが親の不安によってかき消される。やらせてもらえない。自分の意見は通らないんだと思って自分への自信を失っていく。母親は私の意見などどうでもいいんだと思う。信じてくれないんだと感じる。
そういった思い込みから親に対して少しずつ嫌な感情が生まれてしまう。
私は長年親の愛というものを疑っていた。
自分なら子どもにやりたいことをやらせてあげたいし、意見を尊重したいと思うからだ。
でも、母親はそうではなかった。保護し、守ることという愛の形しか知らなかったのか。その中には、本当は自分が不安でやらせたくないという感情も隠れていることに気づいていない。私にとって、自分と違う定義の母の愛は愛として受け止められなかった。
それだけたくさん傷ついてもいた。
ただ、今大人になって思うのは、親自身も本当の愛というものを知らず、自分なりに愛してきた結果なのだと思う。
もし、親が子どもの時に本物の愛を与えられていたり、親自身が愛について考えたりして子育てをしていたらもう少し違ったんじゃないか。
そんな気にもなる。
けれど、親の愛し方と自分の愛し方が違うからといってそこで否定しまったらそれこそ本当の愛ではないんだろうなとも思う。
今の世の中、親子関係で悩みを抱えている人の方が多いのではないかと感じる。
それは親自身が本当の愛を知らないから。もっと上の代からずっと本当の愛を知らずに生きてきてしまった結果だと思う。
子どもの方がもしかしたら純粋な愛を持っているのかもしれない。
親も子から学び、子も親から学ぶ。身体の大きさが違うから守るべきなのは当然だが、そこで優劣をつけることは絶対にしてはいけない。
1人の同じ人間として異なる意見でも尊重すること。
本当に愛するとはそういうことなのではないかと思う。親だからといってカッコつけない。できないことはきちんと子どもに話して伝える。
学校では愛については教えてくれない。
自分の経験から愛を学んでいく必要もあるけれど、あまりにも多くの人が悩んでいるし、ハードルが高すぎると感じる。
だから私は本当の愛を伝えて行く人になりたい。幼少期から感じていた違和感。悩める人たちの心を少しでも楽にしていけるよう活動していく。