皆様ご機嫌よろしゅう(^^)
さてさて。今日は、ソーパーの友人とちょっと話していたことについて書いてみようかな、などと・・。
最近石けんを作る方が増えて来て、いろんな石けんが見られるようになって参りました。
中にはクラフトかなあ?とも思えるほどデザインに凝った石けんもありますし。
更にはいろんなオプションが入っていたり、色を出すのにあれこれ入っていたり・・・。
でもでも。そのお使いになっているものは大丈夫なものなんでしょうか?
酸化鉄、銅クロロフィル、ウルトラマリン、酸化チタン、ROE、ミリスチン酸、ステアリン酸、尿素、その他もろもろ。
大丈夫なものも、???なものもごっちゃに書いてみましたが。
青くしたいな、ということでウルトラマリン。これは顔料です。毒性はそれほどありませんし、酸に触れれば硫化水素を発生しますが、石けんに入れるような分量なら恐らく問題はないかと。
ただ、これでかゆみを覚える人もいるのも確か。(←私の友人もすぐ赤くなってかゆみが出ます。ま、絵具ですからね^^;。顔料系の絵具に弱い人もいると思います。)
銅クロロフィル。これは食品に使うものですが、「緑」にするための人工着色料です。でも石けんにすると「青」くなったりします。(しかも使用上限が非常に低い。基準値を守っていては石けんには使えないかも知れない・・・。)
・・・・・何故??
苛性ソーダはクロロフィルを分解します。ではそこから銅が出て、青くなっているのか?これについては、銅クロロフィルの構造自体が相当丈夫なものであるため、分解されているかどうかは実験しないとわからないそうで、いずれ自分で実験してみようと思っておりますが・・・・・。
銅はしっかりと青くなる物質ですのでね(^^;)そこら辺が心配な訳です。しかも環境に対しては毒性も強い。
以前ラッシュという石けん屋さんで銅クロロフィルを使った石けんを見ましたが、きちんと緑色になっておりました。
「う~~む・・・・。」などと考えながら帰って来た訳です。
酸化チタンは問題となる毒性はなく、化学的にも安定した物質であるそうですが。これは紫外線を吸収する性質があり、化粧品などにもよく使われております。
ただ、ある会社はこれをより低刺激にするために、ナノ化して薄い保護膜を施しております。(んなこた家庭ではできません^^;)
ROE。ローズマリーのEOに含まれる成分で酸化防止効果が高い。ということですが、実はこの他にもステアリン酸グリせリル、という化学物質が含まれているのをご存知ですか?
ステアリン酸グリせリルは合成界面活性剤の一つで、これも安全性は高く、問題は無い、とされている物質です。
腐敗や酸化の防止に使われたり、乳化の安定性を高めるために使われたりします。
尿素はあまり濃度が高すぎると、タンパク質を壊す働きがありますので、肌のターンオーバー期間を待たないで新しい肌を作りだすようなことになり、無理がかかって参ります。その結果、尿素を使っているのに、やけに肌がひび割れて・・・なんてことにもなりかねません。(苛性ソーダに入れてしまえばすっかり分解されますから、問題も無ければ意味も無いんですが^^;。鹸化率は若干落ちるでしょうけども。あ、アンモニアが発生します。)
尿素を使って肌の修正をかけるには、皮膚科の専門医と相談しながら使うのが一番いいかと。
くどくどくどくど述べたてて来ましたが・・・・。
何が言いたいのか?と申しますと。
きれいな色が欲しいから重金属系鉱物を使う。トレースが遅いから反応促進剤としてミリスチン酸を。泡立ちも欲しいから起泡剤としてステアリン酸を入れ、タンパク質を壊して新しい細胞を作り出すのが早いから結果きれいな肌になる。だから尿素を入れてみる。そして酸化するのがイヤなので酸化防止剤を。
ソーパーさんの中には洗剤会社を目の敵のようにされている方もいらっしゃいます。
「環境に悪い。」「肌のことなど考えてない。」「利益追求のために人を犠牲にしている。」
でも。上のようなことをするのなら、やってることは洗剤会社がやって来たことと同じじゃありませんか?
確かに洗剤の会社は一時期環境を汚しました。リンの入った洗剤は、水を汚し、川には泡が浮き、魚は死にました。
ただ、それから洗剤の会社は研究を重ね、今では無リン化した洗剤しか作っておりません。
環境に対する姿勢も変わって来まして、生分解性、水の富栄養化(あまりに栄養分が多すぎると、プランクトンなどが大量発生しやすくなり、却って水や水生生物に悪影響を与えます。)への配慮、などもしっかりとされ、今では生分解性では手作り石けんに少々劣るものの、富栄養価については手作り石けんよりも優秀な数値を出しております。
環境、という面から考えた時、「どちらがいいのか?」とははっきりと言えない状況まで持ってきている訳です。
これについてはまだ研究や実験も重ねられておりまして、あちこちで水質調査など行っていますが、はっきりと比較できるほどの質を持った洗剤が作られるようになっているのですね。
中には「手作り石けんの方が環境に悪い。」という学者さんもおられますが、これもまだはっきりと「どっちがいい!」とは言えない状況で、今のところ「優れた面と劣った面」という比較で語られております。
さて。洗剤会社の開発に携わるような人は、元々化学に強い、というか化学の専門教育を受け、専門家として開発に関わっている訳です。
ですから、あれこれ実験や研究を重ね、こういった改良を加えてこられた、とも言えます。
では手作り石けんを作っている私たちは?
ほとんどの方が(私も含め)化学の専門とはほど遠い所にいるのではないか?と思うのです。
銅が環境にどんな影響を与えるか、すぐに言えますでしょうか?合成界面活性剤という言葉には拒否反応を示しながら、ROEに含まれた合成界面活性剤、ステアリン酸グリせリルには何の抵抗も無いのは何故でしょう?
重金属イオンは環境には相当悪いものが多いのです。
何故酸化鉄を?銅クロロフィルを?酸化チタンを?イオン化するのかしないのか、それは石けんにした時どういった反応を起こすのか?
専門家集団の会社ならデータも取れますでしょうが、個人で、家庭ではなかなか難しいことでありましょう。
今まであげた物質の中には「安全性が高い」「安定性が高い」と言われる物質もあります。
でも、それを言うなら悪の根源のように言われているラウリル硫酸ナトリウムだって毒性はそんなにありはしませんし、キレート剤として使われるEDTAだって同じです。「使ってもいい」から入っているのです。
たいした毒性もなく、また合成界面活性剤ではありますが、環境に配慮されて作られて来た物質です。
正直に申し上げれば、訳もわからず重金属入り鉱物系着色料をバンバン入れた手作り石けんよりも、ラウリル硫酸ナトリウムで作った洗剤の方が私は信用出来ます。(かゆくなりますが^^;)←でもそれを言うなら、やたらとかゆくなる手作り石けんだってありますし、もっと言えば私の場合、もらった手作り石けんで指が溶けてますから(笑)
何故石けんを作り始めたのでしょうか?
私の場合は、肌トラブルに泣いている友人たちのためでした。市販の洗剤ではどうしても肌が荒れ、中には夏になっても襟のついた服しか着られないほどひどく炎症を起こし、それがコンプレックスとなってしまった友人もおりました。
「おかげで夏にボートネックが着られるようになったよ!」
と言われた時の嬉しかったこと。
私は色よりも形よりも「使用感の良さ」、「使い心地の良さ」を優先したいと思っております。
(↑まあ、ちょっと色やデザインにも工夫はしますが、優先事項は使用感の良さ、なので、それを犠牲にはしないようにしております。出せない色はあきらめますし、形は四角、が基本です。使いやすいですから(^^ゞ)
そのためには、訳のわからないものは入れないようにしております。
特に重金属を含んだ鉱物系着色料にはまず手を出しません。どうなるかわかりませんしね・・・・。
「そんなん作る人の勝手じゃん。」と言われればそうなんですが、だったらせめて「やってること、歩んでいる道は多くの洗剤会社と同じだな。」という自覚は持って頂きたいな、なんて思ったりしております。しかも専門知識もなしに。
泡立ちは油脂の配合、選択次第で何とでもなりますし、色もパステル調しか出せませんが、まあ、金属系を使わなくてもあれこれつけられます。
トレースが遅いのはブレンダーなどでも解決出来ますし、泡だて器で気長に出してもよろしいじゃありませんか。
酸化させないためには、酸化しやすい油の配合を工夫すれば何とかなりますし、香りでマスキングも出来ます。
あれこれ縛りはありますが、それでも自由度はけっこう高い。
私はそう思っておりますが・・・・。
ああ・・・・・・。くどくどと愚痴をこぼしてしまいました・・・・・・・。
でも、でもね。最近ちょっとギモンに思っていることでございました・・・・・。
失礼いたしましたm(_ _ )m
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