オプションについて。シルクパウダー。 | パコの手作り石けんのあれこれの雑記

パコの手作り石けんのあれこれの雑記

え~と、石けんを作っているにあたって、あれこれとやっている訳なんです(^^;)
そんなことを綴っております。

皆様ご機嫌よろしゅう^^
今日はオプションに使いますシルクパウダーの話をちらっと・・・。

オプションにシルクを使う時は苛性ソーダに溶かして・・・というのが定番となっておりますが、ちょっと待って下さいね。
苛性ソーダに溶かしてはいけないものもあるのです。

それがシルクパウダー。シルクセリシンと言われているものです。

元々絹は2重構造のようになっておりまして、シルクフィブロインと呼ばれるものが真ん中に、その周りをシルクセリシンと呼ばれるものが包みこむような形になっています。
繊維としての絹を作りたい場合は、このセリシンは邪魔だったのですね。

ですからセリシンはゴミとして捨てられ、フィブロインだけを取り出して絹糸としておりました。
ところが。
このセリシンを取り除き、廃棄するお仕事に就いていた方々はみなさん手が非常にきれい→手の肌がとても美しい、ということに気がついた人がいたのです。

で。このセリシン、調べてみますと人の肌に非常に近く、また保湿性にも優れ、更に紫外線を吸収する効果もあり、抗酸化性まで備えておりました。
それから化粧品などに利用されるようになったのです。

更に嬉しいことに、セリシンは水に非常に良く溶けますので石けんに入れるのにも水で溶いて後入れが出来るのですね。
成分としてはアミノ酸たんぱく質に分類されるもので、苛性ソーダに入れてしまうと簡単にこの結合が変化し、たんぱく質が変性してしまいます。
ですから私はセリシンを使う時には水で溶いてから、トレース後に後入れ、をしております。
出来るだけ苛性ソーダの影響を受けにくくしてやる訳です。

さてさて。フィブロインの方は・・??
これはシルクファイバーと呼ばれているものだろうな、と思っております。
水にも油にも溶けず、さらに酸にも非常に強く、結晶性が非常に高い。つまりとても丈夫です。
ですから苛性ソーダに入れて溶かして使う、という使われ方をしているようですね。
ただ、タンパク質であることに変わりはなく。
そこで問題。強アルカリ下で耐えられるのだろうか・・・?
実はこれはまだ自分の中では解決しておりません(;^_^A

それにシルクセリシンって使いやすいものがあるし・・・・(←基本めんどくさがり。)
そんな訳で石けんにはシルクセリシンを使っております。
ただ、石けんに入れるよりも化粧水や乳液に入れた方がセリシンの効果はずっと高いかもなあ・・・などとも思っているのです(^▽^;)

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