ブログネタ:これだけはなくなったら困る
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マジでなくなったら困るんです。「苛性ソーダ」。これがなくなったら石けんが作れない・・・・(w_-;
ただ、最近の薬物を使った自殺の増加、とか、劇薬を扱う際の煩雑な手続き、とか、そういうものに影響されて、ちょっと手に入りにくくなっているようです。(置いていた薬局が置かなくなった、とか・・。)
で。石けん作りがブームになって、石けんを作る人が増えた、はいいのですが、その作り方を書いてある本、だったり、サイト、だったりにあまり苛性ソーダの危険性が書いてない・・・。
わかるんです。あまり書きたくないことは。だって「そんなに怖い薬品なの?だったらやめておこうかな。」となってしまっては困るじゃないですか。「そんなに素敵な石けんがお菓子作り感覚で自宅で作れるの?だったらやってみたい!」となった方が、商業的にはよろしいです。
ただ・・・・・。あまり知られていないかも知れませんが、この苛性ソーダの扱いをしっかり出来なかったことによって石けん作りの上での事故、というものも増えて参りまして、それが「苛性ソーダ販売規制」の方向へ向かわせている、ということもあるのです。
苛性ソーダ。は別名です。化学的な名前は水酸化ナトリウム。化学記号はNaOH。
劇薬です。
水に溶かしますとNa+イオンとOH-イオンに100%分離し、強アルカリ性を示します。濃度にもよりますが、石けん作りに使う場合の水溶液の濃度は、化学者が聞けば真っ青になるくらい高いものです。当然恐ろしく危険なものです。また、他の物質への反応性も高いものです。
石けん作りとは「お菓子作り感覚」ではなく、「化学反応」なのであります。
さて。ここにMSDSと呼ばれる書類があります。これは「安全データシート」と呼ばれるもので、簡単に言えば化学物質を安全に取り扱うための説明書みたいなものです。Material Safety Data Sheetの頭文字をとってMSDSと呼ばれています。
当然苛性ソーダにもMSDSはあります。全文はちょっと無理なので(^^;)、抜粋を一部紹介しますね。
当然苛性ソーダにもMSDSはあります。全文はちょっと無理なので(^^;)、抜粋を一部紹介しますね。
とっても、とっても無機質な内容で、とっても、とっても退屈な内容なのですが、とってもとっても大切な情報が書かれています。
私の持っているMSDSは関東化学株式会社さんが出されているものです。以下ちょっと抜粋。(ほんとはめっちゃ長い・・・・^^;)
皮膚腐食性・刺激性 区分1A
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1
特定標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1
特定標的臓器/全身毒性(単回暴露) 区分1
注意喚起語 危険
適用法令
毒物及び劇物取締法 :劇物
労働安全衛生法:施行第18条の2 名称を通知すべき有害物(政令第319号)
適用法令
毒物及び劇物取締法 :劇物
労働安全衛生法:施行第18条の2 名称を通知すべき有害物(政令第319号)
廃棄 内容物や容器は関係法令に基づき適正に処理する。
保管 施錠して保管する。
保管 施錠して保管する。
さて、この「区分1」とはどういうことであるのか?眼に対する重篤な、とは?単回暴露とは?あれこれ初めて出会う言葉もございます(^^ゞ
簡単に申しますと、区分1とは「一番危険」、「重篤な」とは薬品を浴びて21日以内に完全に回復しないこと、単回暴露、とは一回その薬品に触れた場合、というような意味です。(暴露とは薬品に曝されること。)注意喚起語は「警告」、「危険」と2つありますが、警告の上が危険、となります。注意喚起語としては一番危険度が高い薬品に使う言葉です。本当なら施錠してしっかりと保管しておかなければならない薬品です。
恐ろしく慎重な扱いが必要とされる薬品なのですね。
薬品の恐ろしい所は、いつも正しく反応する所です。同情、とか相手によって、とかそんな曖昧なことはしません。
触れた相手が子供であろうと、関係無く皮膚を破壊します。眼に入れば眼球を破壊します。「眼に対する重篤な損傷」と謳われている薬品です。失明の可能性は相当高くなります。
触れた相手が子供であろうと、関係無く皮膚を破壊します。眼に入れば眼球を破壊します。「眼に対する重篤な損傷」と謳われている薬品です。失明の可能性は相当高くなります。
苛性ソーダを扱っている会社の方とお話をしたことがあります。その時、担当の方はこうおっしゃっておられました。
「私たちはMSDSを作ってはおりますが、それがエンドユーザーさんまで届くことはまれです。特に石けん作りがブームになってからは、薬品の扱いをあまり知らない人が苛性ソーダを扱うことが多くなって来ました。本来なら、そういう方たちに読んで頂きたい書類なのですが、いかんせん専門用語が多く、読みにくい書類であることも確かです。出来れば、苛性ソーダの危険性を広く知って頂くためにも、こういった書類を平易に説明して頂く、ということはとても喜ばしいことです。」そしてこうも言っておられました。
「事故が増えています。このまま行けば、資格や免許を取らなければ一般の方には買えないような規制がかかる動きが出るかも知れません。」
そうなんですね(^^;)それが困るのです。石けん作りに欠かせない苛性ソーダ。もう少し性質を知って、もう少し安全を考えた扱いをしませんか?一生残る火傷の痕なんか残さないためにも、また石けん作りを続けて行けるようにするためにも・・・。
なくてはならないものなんです。石けん愛好者には( ̄∩ ̄#
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