桐島聡が死んだ
親族らとのDNA鑑定や
その他の調べで
先日
桐島聡を名乗って死んだ人物が
彼自身であると断定された
この記事のタイトルは
映画化もされた
「桐島部活やめるってよ」
のパロディで
桐島聡は
広島県出身の犯罪者であるが
私の中で「桐島」と言われても
この小説くらいしかイメージがなかった
年齢70歳
逃亡生活49年
東アジア反日武装戦線の
「サソリ」班として活動した
同じ班の
宇賀神寿一は
1982年に逮捕され
1990年に判決（懲役18年）後
2003年に出所（服役13年）したので
未決勾留期間を含め21年間
獄中生活を過ごしたものの
出所後は
人権団体「救援連絡センター」で勤務している
らしい（ネット情報）
幸せかどうかは判らないが
出所後の20年以上は
逮捕に怯えることの無い生活を
している（はずだ）
それに対して桐島聡は
逮捕はされなかったが
保険証が無かったので
病院にも行けず
本来ならば治療されるべき病で
亡くなってしまった
彼は
果たして「勝者」だったのか疑問だ
しかしながら
体調を崩さなければ
時効成立まで
逃げ切っていた可能性は高く
同様に逃亡生活をしている者達へは
残念ながら
プラスのメッセージとなった事だろう
近年
マイナンバーカードの普及で
減りつつあるのだろうが
住民票を持っていなくても
生きて行ける社会である証拠であろう
実際
非正規に出生し
戸籍や住民票を持たぬまま
何十年も生活している人もいるようで
「無戸籍の人を支援する会」によると
現在
戸籍が無い人は推定１万人いるらしい
それだけでなく
不法滞在の外国人や
難民申請が受理されていないが
日本に住んでいる人など
住民票を持たぬまま生活する人は
もっと居るだろう
今回のマイナンバー制度は
これらの人に対して
どの様に影響するのか気になる処だ
就職できる（バイトも含め）先は
限定されるか
地下に潜ってしまい
ますます生き辛くなるかも知れない
犯罪者は
勝手に苦しめと思うが
個人の責任ではない人は
救済されて欲しい
あと
どうでも良い話だが
今回の桐島聡の潜伏のニュースで
東アジア反日武装戦線の「狼」班が
爆弾の製造方法やゲリラ戦法
潜伏時の心得などを書いて地下出版した
「腹腹時計」という本が紹介されていた
気になって調べてみると
現在
ネットで見る事が出来る
画面でページをめくる感じなので
ダウンロードは出来ないっぽいが
そんな本まで読める現代のネットワークに
少し驚いた