(リブログ)ゴジラと笑いと児童虐待 | ♪トラベラーズノートと万年筆と文房具とガチャと100均が好きなパパのblog

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コメントは承認後に公開しています。


よく拝読するblogで
気になる記事を見付けた

映画「ゴジラ-1.0」における
ゴジラがあまりに恐ろしくて
スコットランド人のご主人は
10歳の少年が観ることは「児童虐待」だ
と言われるらしい


なるほど
考えていなかった

私も怖いゴジラが好きで
ゴジラがビルの部屋にいる人を覗いて探し
目がギョロリと動くシーンとか
とても怖くて好きだ




日本では
その手のことに
若干”疎い(緩い)”と言われても
仕方がない現況がある

アニメ「鬼滅の刃」のついて
当初
妻は
映像のあまりの残虐さ(との噂)から
子ども達に見せることを躊躇していた

とは云え
学校であれだけ話題になれば
見せない訳には行かず
漫画も何冊か購入した



アニメは見ていないが
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」などは
ラストに彼が死んでいることになり
文部科学省が推薦する作品でありながら
ショッキングな内容と言われれば
そうなのかも知れない


そもそも
日本に於いては
神社仏閣に「地獄図」と云うものがあった

有名な血の池地獄や針山地獄など
地獄で苦しむ人々を描いた絵で
”悪いことをしたら死後に地獄に落とされる”
と云うことを
文字が読めない幼い子どもにも
理解できるようにしたものだ

西洋のステンドグラスの考えに近い


私が小学生だった頃
小学校でビデオを観る時間があり
当時はコンプライアンスが低かった(?)のか
生徒の意見から
ホラー映画「死霊のはらわた」が選ばれたりと
結構
子どもが怖いシーンを見ることに
抵抗はなく「虐待」と云うイメージは無かった

映像ではないが
昔話「カチカチ山」では
たぬきに化かされて
おじいさんが
おばあさん汁を食べたり…

グリム童話「シンデレラ」でも
今は内容が改変されているが
初版の時代は
お姉さん達が硝子の靴に足を合わせるため
足(つま先や踵)を切ったり
ラストは鳥に目を突っつかれて失明したりした

「ヘンゼルとグレーテル」に至っては
お菓子の家で待ち構えていた魔女が
お兄さんを食べる為に
牢屋に入れて太らせようとするシーンもある





私の近所の寺には
「地獄図」はなかったが
トラウマ・レベルで怖かったのは
広島平和記念公園の「原爆資料館」の
蝋人形である

資料館をリニューアルする際に
かなりの物議を醸しながら
「怖すぎる」と云う理由で
2017年より後は
蝋人形の展示は撤去された

髪はボサボサで衣服はビリビリに破け
両手は火傷で皮が垂れたまま
(下げると痛いので)
全員キョンシーのように前に伸ばしたまま
前のめりになって水を求めて彷徨う様子が
まぁ怖かった

とは云え
実体験がある方々からは
これ以上悲惨だったと云う意見が多いらしい
 


それでもマジで
トラウマ・レベルである

展示を反対する人の多くが
その「怖さ」を理由に挙げていた

でも
トラウマになりそうな程の怖さは
幼い私にとっては
非常にインパクトが強く
”原爆(核爆弾)は使ってはいけない”
と強いメッセージを
与えてくれた

広島市では
小学生の課外授業で
必須のように原爆資料館に行っているので
小学校4年頃には
ほぼ全員行っているだろう

個人的には
蝋人形が復活して欲しいのだが
世界のコンプライアンス的には
小さなお子さんも来られるから
無理なのかも知れない