(時事)セクシー田中さん | ♪トラベラーズノートと万年筆と文房具とガチャと100均が好きなパパのblog

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「セクシー田中さん」の原作者である
漫画家の芦原妃名子さん(50歳)が
自殺した

とのニュースを聞いた

芦原妃名子さんの原作は
他にも
「砂時計」とか「piece」とかあるらしいが
今回の「セクシー田中さん」も含め
あまり記憶がない(多分観てない)

■どうして原作とドラマが違うのか?

今回の自殺は
ドラマ「セクシー田中さん」において
キャラ変更など
”原作に忠実でない脚本”
ってのに
抗い続けた結果…というのが
もっぱらの噂である(事実かどうか知らない)


また
脚本家の相沢友子さんのネット上での評判が悪く
”原作の設定を変更する脚本家”として
有名らしい

特に評判が悪いのは
「ミステリと言う勿かれ」に恋愛要素を持ち込んだ
とか
「ビブリア古書堂の事件手帖」で
イメージが全く違う剛力彩芽を主人公にしたり
原作では主人公の妹だったはずが
ドラマでは弟になっていた
とか
「さんかく窓の外は夜」でも
キャラの設定が原作と違っていた
とかあります

「さんかく窓〜」は
ドラマも原作も知らないのでコメントしないが
「ミステリと言う勿かれ」は
ドラマを観た後に原作漫画を読んで
原作には
恋愛要素がなかったんだぁ~と感じた

「ビブリア古書堂の事件手帖」は
原作が好きなので
主役がキャラと俳優の雰囲気がちがい過ぎるし
原作は妹の設定が弟に変わるなんて
意味不明である

脚本家だけでなく
チーフプロデューサーの
三上絵里子さんは
以前「おせん」という私も好きな漫画を
実写化した際に
原作者が怒って連載が止まったという
事件もあったらしい

調べてみると
三上絵里子さんのプロデュース作品には
主人公が男性から女性に変わった
映画「プリンセストヨトミ」も
含まれていた

とは言え
映画などは
長い話を2時間程度の作品にするには
ある程度の内容削除や
ストーリーの変更は必要だと理解できる

だからと言って
原作になかった恋愛要素を入れたり
登場人物の性別を変えたり
キャラの性格を変えるのは論外だと思う


そもそも
今回のドラマ化については
原作者の芦原妃名子さんの話では
ドラマ化にあたり
完結していない作品であることから
”漫画に忠実”であること
”原作者があらすじからセリフまで”用意すること
などを小学館を通じて条件づけをしたが
守られていなかったと言う

仕方なく
最後の9話と10話は
芦原さんが連載で忙しい中
慣れない脚本を書いたのだが
本人的には納得がいかなかったようだ

芦原さんのX(旧Twitter)では
この類の事項説明が書かれたものの
削除され
最後に
「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」
というコメントが残されたのも
色々と考えさせられる


ここで
2つの気になる点がある

■疑問1 なぜ原作を変える?

1つは
どうして原作を無視した
プロットや脚本が出たのか?
という問題だ

ネットでは
脚本家が責められているが
この手の根本的な考え方や
制作側がそれを抑えようとした雰囲気が見えない
(芦原さんだけが戦っていた…
又は文句を言っていた印象)
ことから
ドラマ制作側は
プロットや脚本の変更を是としていたのだろう

原作者によっては
「手を離れたのだから別作品」と
割り切る人も多いが
初期設定から変わっている作品や
結末が違っている作品もあり
なぜに”漫画(又は小説)をドラマ化”と
謳っているのか判らないこともある

やはり人気漫画(又は小説)の
ネームバリューが必要なのだろうか?

配役(俳優)が先に決まっていて
無理矢理
俳優に役を当てはめてみたり
勝手に活躍の場を作ったり
オリジナルキャラクターを作ったりするのが
よく判らない

今まで


アニメの世界では
放送のスピードと連載のスピードの差から
オリジナルストーリーを入れないと
間が持たないという課題があるのかも
知れない

そもそも
国民的アニメ「サザエさん」で
現在流れている話は
完全にオリジナルストーリーであろう

先日記事にした
池野恋さんの「ときめきトゥナイト」は
自伝的漫画「ときめきまんが道」によると
連載が始まる前にアニメ化が決定していたと言う

アニメ化したとなれば
漫画の売上も増えると見込まれ
営業的なメリットがあるのも事実だ


そこで
2つ目の疑問である

■疑問2 誰が約束を破った?

芦原さんは
原作を変えないことを
小学館を通じて申し出ていたらしいが
実際にドラマ制作者に届いていたのか?

そもそも
「セクシー田中さん」のドラマ化を
誰が望んだのか

テレビ制作側が望んだのならば
原作が気に入って
申し出たのであるから
原作を変えることを是とするだろうか?

ここで
いつも私が言う悪口なのだが
「営業の人が信用できない」問題がある

営業の人は
契約を取りたいために平気で嘘を言う

質問しても
「大丈夫です」「それは可能です」
なんて現場に確認せずに答えるため
実際に
現場の人と打ち合わせしたら
「無理です」と断られたことは多い

なので
営業の人が言う言葉は
半分以上信用していない

今回の芦原さんの条件も
間に入った企画側のセールスマンが
調子の良いことを言って
実際の制作側に伝えてなかった…なんてことは
ないのだろうか?


逆に
小学館側がドラマ化を望んだのであれば
小学館から
ちゃんと日本テレビに
条件を伝えてなかった…なんてことは
ないのだろうか?


そもそも
芦原さんの条件を記載した
契約書とかはないのだろうか?

誰が
芦原さんの気持ちを無視したのか
非常に気になるところだ




多分
このまま放置されるのだろうが
人がひとり死んでいるのだから
誰か裁判を起こして
事実を明らかにして欲しい