子供だってできるんだもん!! | ポルトガルつうしん Ⅱ Portugal dia a dia

ポルトガルつうしん Ⅱ Portugal dia a dia

ポルトガルに正式に根を下ろしてから27年・・自分で発見したポルトガルのいいこと、わるいこと 色々・・
趣味はアンティークレースやリネンコレクション。自然も大好き
ポルトガルの昔の文化を研究中・・・

昔のポルトガルでは、女の子は5歳から手工芸を習ったそうだ。

そして、腕が上がると、よそからの依頼で刺繍やレース編みをしたり、エンショバルと言われる木で作った箱の中に、自分の将来の嫁入り道具のための、リネン関係やキッチンの布もの、寝間着や小物を少しずつ貯めていった。お婆ちゃんや、お母さんからもらったものもその中に入れていった。

針仕事は誰でも好きなわけではなく、お金持ちの我儘娘は、エンショバルに入れるものを人に頼んだり、修道院へ注文したりした。

貧しい家の娘は請け負った針仕事のお金で、生活費の足しにしたり、自分のエンショバルに使う布や糸を買ったりした。

5歳から始めた刺繍の第一歩は、紙に印刷された絵を使って刺繍の針の刺し方を学んだ。

 

今はエンショバルに貯めたものより、イケヤやザラの物を好む女の子が増えてきた。

エンショバルは過去の物・・・・か