店長です。
前回の続きです。
前回は「なんでA判の<35kg>と四六判(しろくばん)の<55kg>は同じ厚さなの?」で終わっていたかと思います。
そこで、今回は連量(れんりょう)のお話から・・・
数字がいっぱい出てくるので眠くなるかも・・・
紙の厚さには米坪(べいつぼ)と連量(れんりょう)という2種類の単位があります。
米坪は1メートル×1メートルの大きさの紙1枚の重さ(g)です。
だから表記はg/㎡(ぐらむへいほうめーとる)になります。
それに対して連量というのは、それぞれの紙のサイズでの重さになります。
しかも、1枚ではなく1,000枚での重さになります。
単位もkg(きろぐらむ)になります。
実際に調べてみましょう。
ごく一般的なコピー用紙の場合、米坪は64g/㎡になります。
この厚さの紙がA判サイズの場合は、
A判サイズは625ミリ×880ミリなので面積は、
625×880=550,000(平方ミリメートル)になります。
単位がミリメートルだとややこしいので、メートルに直すと
0.625(メートル)×0.88(メートル)=0.55(平方メートル)です。
1平方メートルで64gの紙が0.55平方メートルのサイズになると、
64×0.55=35.2g ですね。
連量は1,000枚集まった時の重さなので、
35.2×1,000(枚)=35,200(g)になって・・・
連量の単位はkg(きろぐらむ)なので、単位を変換すると
35,200÷1,000=35.2(kg)になって
A判の<35kg>が誕生するのです
※0.2kgはどこに行ったのかって
これの説明はまた次の機会に・・・
同じように四六判(しろくばん)で調べると・・・・・
四六判のサイズは788ミリ×1,091ミリなので、
0.788×1.091×64(g)=55.021312・・・・
55.021312×1,000(枚)÷1,000(g)=55
四六判は<55kg>になりました
だから、A判の<35kg>と四六判の<55kg>は同じ厚さなんですね
ちょっと今回は数字の苦手な方には読みにくかったかも・・・
次回は数字のない世界のお話をしたいと思います