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株式会社 丸信 社長のブログ

株式会社丸信 代表取締役 平木洋二のブログ
包装資材販売、シール・ラベルの印刷、紙器印刷加工業を営む株式会社丸信の社長のブログです。

1月、2月はとても多忙で、風のように去っていった。

複数の出張や会社見学の受け入れ、合宿型研修への参加など、なかなか自宅で食事も出来ない日が続いている。そして最近は花粉症。これには閉口させられる。

 そうこうしている内に先週末2月末の決算(57期)を迎えた。集計はこれからだけど、残念ながら、おそらく増収減益で終わりそう。減益は20%を超えるだろうか。

 昨年3月に新工場が竣工し、5月から稼働スタートした。この新工場に合わせて多くの設備も導入した。手狭だった福岡営業部も家賃2.5倍の広い場所にお引越し、人員増と賃上げで人件費は大きく増加し、電気代の高騰なども響いた。終わってみれば利益としては平凡な成績に甘んじるが、将来の成長に向けて避けられない投資&コスト増だと確信している。

 売上の増加に応じて一次関数的にコストも上がっていくだけなら経営は簡単なのだが、製造業はどこかで非連続的な思い切った投資を決断せざるを得ない。でなければ、いつまで経っても町工場の域を出ない。

 今回、経営者になって15年で最も大きな借金をした。会計の専門家からは無計画で無謀な投資とも指摘された。工場なんか建てるより、東京でビルを買った方が儲かるんじゃないですかとも、、確かに20億投資して東京でビルを買って、毎年1億の家賃収入があるのだとしたら、、短期的にはパフォーマンスは下回る。

 社員さんのご家族も多くこのブログを読まれているので、ご心配をお掛けしないように詳しく「言い訳」すると、まだ現在のCF(キャッシュフロー)で十分返済できるレベルの借金に収まっている。新工場稼働によるCFの増加は計算に入れていない。加えて新工場の建設に伴う借入は銀行さんに無理をお願いして法定耐用年数に近い30年返済にしてもらった。(生きてるかな?)これにより返済の多くを建屋の減価償却費で賄える。過去の別の大型投資のリース契約が終了するタイミングでもあったので、リスクゼロではないが資金繰りには支障ないレベルの投資だと思っている。また生産設備においては大型の補助金も2つ採択されたので一部は近々戻ってくるだろう。

所詮、企業は減価償却費+税引き後利益の範囲でしか返済できないのだ。後はリースが減る分はリースで購入しても良いだろう。減価償却費+税引き後利益を超えた返済計画を組み、銀行が無理な融資をしたため不幸な結果になった企業をいくつか知っている。目いっぱい借りると、大手顧客からの取引停止や大型災害に耐えられない。

 福岡空港が民営化以降5期連続の最終赤字にも関わらず、駐車場やターミナルの改装という大型投資を続けるのは、複線化によりトータルの発着数が増え、顧客の利便性を高めておくことで将来もっと大きなリターンを得ることができると確信しているからだと思う。複線化したら空港にとっても地域経済にもプラスしかないだろう。時として企業はこういう長期的視点での投資も必要なのだ。ちなみに福岡空港の株主は大手企業だらけなので、赤字であっても、いくらでも追加で資本投下できるので資金面の制約がない。

 しかし小なりと言えど弊社は創業以来57年間、一度も営業赤字に陥ったことはない。連続増収は今回で39期。このような長い連続増収は東証プライム上場企業と言えども、ほんの数社のみである。

 大型投資に踏み切ったのは、それまでの工場建屋ではもうこれ以上の増収に耐えらないからなのだ。もちろん一時的には自社の製造キャパを超える分を外注で凌ぐという低リスクの対応も可能だろうが品質管理などの工数も増える。

 非連続的な超大型投資なので、自己資本比率等の様々な経営数字は一旦悪くなる。しかし、この新工場の稼働率が上がっていくにつれ、徐々に回復し、そして最後は自己ベストを更新できると思うのだ。

 お客様への提供価値を高める為に続けてきた「お役立ち活動」(ソリューション)は2次関数的とは行かないまでも、一次関数的に徐々にではあるが年々レベルは上がってきている。お客様のお困りごとを自力で解決できるような専門人材も徐々にではあるが増えてきた。苦戦が続いた食品の輸出も薄日が差す傾向を示している。

 

長々と述べたが、お伝えしたかったのは非連続な大型投資ではあるが無計画で無謀な大型投資ではないですよと言う事だ。でなければ銀行も無保証で30年返済など認めるはずがない。

 

返済初年度は無難に終えたが、今期が勝負どころだ。

今日から多くの事がスタートする。神戸営業所がオープン。新所長M君の奮起には期待したい。お役立ちを推進する為だけの専門組織も今日からスタートし、正式にインサイドセールス部門も立ち上がる。食品輸出の専門家もジョインしてくれる。

 

今年に入ってスタートしたグローバルSNS(外国人向け動画配信)は思いがけず15、16万再生させる動画も出てきた。

https://www.instagram.com/kyujoy910/reels/

 

今年も唯一にして絶対の経営指針は「前期よりもお客様によりお役に立つ」。


一意専心努力したい。


朝のオフィスにて