最近、人の名前が出てこない。
芸能人、スポーツ選手、そして時に社員さん
老化だろうか、、老化でしょう(^-^;
しかし、最新の研究では加齢により記憶力は低下しないことが分かっているそうだ。
だとするとなんで?
記憶をコントロールするのは脳の海馬。
海馬には情報の必要性を判断し、取捨選択していく機能がある。
そして必要と判断されれば、まずは「短期記憶」される。
これが繰り返し使われたり、喜怒哀楽の感情と結びついたりすると
「長期記憶」として大脳皮質に移されるのだそうだ。
つまり、名前が出てこないのは、必要と判断しなかったか、接触回数が少ないか、インパクトがないかだ。
大人になると、行動量が増え、触れる情報量が段違いになる。
ましてや、経営者となれば日々多くの情報に接する。
多くの情報を取捨選択した結果、物忘れが起きていると信じたい。
女優の名前が思い出せないくらい大したことじゃない。
91歳まで生きた祖母は認知症も進み、最晩年は施設で過ごしていた。
会いに行くと、流石に初孫の私は分かるようで、嬉しそうに何度も私の子供時代のエピソードを繰り返した。初孫が愛しいという強い感情との結びつきにより大脳皮質の奥深くにまで記憶が浸透していたのだろう。弟のことは多少記憶に残っていたが、12歳下の妹や私の家内のことは記憶から消えていた。
一方で、脳の中で海馬よりもいち早く老化すると言われているのが
「前頭葉」
集中力、創造性、計画性、判断、行動、コミュニケーション、意欲を司る脳の司令塔と言われる部位。
前頭葉が衰えると、他人の感情を慮ったり、共感したり、感動するといった感情の働きが鈍化、活動意欲が低下する。外の世界への関心が減り、運動の機会が減り、身体と脳の両方が衰える。
朝のジョギングをしながら和田秀樹さんの「50歳からの勉強法」を聴いた。そこでは前頭葉を意識的に鍛えることがいかに重要かが書かれていた。
和田先生が仰るには前頭葉の老化を防ぐ為に必要なのは
・恋愛
・仕事(他人とのコミュニケーションの機会がある)
・先が読めないことへの対応
・自分の主義主張とは違う論説や本を読む
・アウトプット
だそうだ。
同じような仲間と同じようなお店で呑んだり、遊んでいると楽だけど、
前頭葉の萎縮につながり易い。
「他人とのコミュニケーション」「先が読めないことへの対応」は経営者なら毎日のようにある。
こんなブログを書くのも前頭葉を活性化するのには良いということだ。
今注目のFIRE(早期リタイア)は、他にやりたい事があれば、やっても良いが、そうでもなく、ただ働かずにのんびり暮らしたいだけなら、老化を早めるだけの結果になるだろう。
自分で引退時期を決めることのできる経営者にとっては
「一生現役」でいることが、健康寿命を延ばせる手段だという事だ。
しかし、統計上、経営者の年齢と企業業績には明らかな負の相関があるから、長く社長の座に居座り続けたら、業績低下を招いたり、いつまでも後継者が育たないということになり兼ねない。
第一線は後進に譲りながらも、会社の穴を探し、そこを埋めていったり、或いは新事業、ボランティア、地域貢献などに従事することで人との関わりを切らさず、アウトプットしたり、人から頼りにされる機会を確保することが肝要だと思う。
健康で長生きせねば。