父とのお別れをした後、

私はすごく自分を責め続けました。

 

なんでもっと優しくしなかったのか・・・

なんでもっとこころを開かなかったのか・・・

 

じわじわくる後悔

自責の念。

 

そのトラウマは今でも全てを

クリアしたとは言い切れない。

 

でもそれを背負って生きる人生を

選んで生まれてきたのだと・・・

 

そう思って生きて来た。

 

きっと天国の父は

全てを分かった上で

今も私を世界一愛してくれている。

 

それは、なんとなくわかる。

感じるっていうか・・・

 

今でも、天から私をずっと支えてくれている父。

 

最近やっと笑顔で言える。

 

お父さん!お父さんが大好き。

私のお父さんでいてくれてありがとう(^^)と・・・

 

今日は私の大学時代を振り返ってみようと思う。

 

父が亡くなり

いろんな大人の世界を見た私は

大学に行き始めた。

 

人一倍自立したいと思っていた私は

好奇心の赴くまま

やりたいことをやりたいだけ自分の意志で生きた時代。

 

母の元を飛び立った開放感も手伝って

たくさんの経験を・・・と

水を得た魚のようだった。

 

遊びたいお年頃。

お酒も覚えた

タバコも吸ってみた。

 

今まで真面目だった分

遊び方を知らなかった分

 

なぜか?遅い反抗期みたいな

時期を生きていたような気がする。

 

生きる目標とか・・・

将来こんな風になりたいとか・・・

全くなく、

その日その日をなんとなく

ダラダラ生きていた。

 

朝と夜が逆転したどうしようもない

だらけた日々を送っていた私

 

そんな私が正気に戻る出来事が起こった。

 

25年前のちょうど今頃に起こった悲劇・・・

阪神淡路大震災だ。





 

私は神戸の大学だったので

もろに被災をしたあの日。

 

命からがら逃げてでてきたあの日。

燃え上がるような真っ赤な空の中

たくさんの叫び声や泣きじゃくる悲鳴を

震えながら聞いていた。

 

寒さと不安と恐怖で

一気に目が覚めたというか・・・

本来の自分を取り戻した瞬間だった。

 

私、何してるんだろう・・・

生かされた命をもっと大切に生きよう!

 

あの日を境に私は自分の人生について

真剣に考え出した。

 

命を無駄にはできないって

心底実感した。

 

遊んでばかりいた大学時代。

目標を見失っていた私が目を覚まし

まずした事は

 

被災地でのボランティアだった。

実家にもどり何もなかったかのように生活できる自分に

いま、何ができるのか?

 

わからなかったけど

いてもたってもいられなくて・・・

 

ボランティア活動を始めた。

 

明日はみなどうなるか?

わからない

 

だから・・・

いま、ここ、自分を生きる!ということに

まっすぐ向きあった。

 

ライフラインもすこしづつもどり

大学にも戻った私は

 

ある時、またふと海外留学に行きたい!

 

ていうか行く!

 

海外でいつか仕事したい。

ファッションの仕事をしたい

夢と希望のある仕事に就きたい。

 

漠然とだったが

突き動かされるように

海外留学を意識し始めた。

 

でも留学というと、

まず、母が許すはずはない。

昔から私がやりたい!という事は

 

ことごとく反対をしてきた母

 

そしてそれを説得できる父はもういない。

 

それに・・・一番の問題。

お金がない。

大学を女手一つで行かせてくれている母に

これ以上、甘えるわけにはいかない。

 

そう思った私がとった行動は・・・?

信じられない行動だった。

 

次回に続く・・・