通常、下仁田ねぎはネギ坊主になって、その一生を終えるが、たまにカン違いなやつが脇から出てきてチャッカリ花を咲かす。
カン違いしたやつが一本出ると、つられて出てくる往生際の悪いやつが増える。

ことしはとくに多いように思える。


何か月もかけず、数日で一気に伸びて花を咲かし種を残そうとするスピードに唖然とする。
 

 

なんだか、大海に出ないでその場 (上流) に留まり、大きくなって遡上してきた鮭に交じって放精する小さくてズルい鮭みたいに思える。
もちろん、種は採らない。