今冬は、暖冬のくせに、ちまちま雪は降る。
だいたい例年は、年明けの厳冬期、山の上の畑の土が凍ったりするが、この冬はほとんど凍ることがなかった。
そのくせ雪を降らせる南岸低気圧がいつもよりちょっと多く、そのたび畑に出かける羽目になる。


自分でも、雪景色の下仁田ねぎ畑をそのたび写真に撮るのは、毎日会合写真やらご馳走写真の類をSNSでアップしつづけている厚顔な人間とたいして変わらないような気がしないでもないが、雪化粧になるのは、年に一、二回あるかないかだから、もったいないというか毎度変わらない茶色と緑の景色を撮るより、アップし甲斐がある。
仕事とはいえ、毎年同じような写真を撮り続けているから、ちょっとでも新鮮に感じられる風景は撮っておかないとつまらないのです。