早春の下仁田ねぎの葉っぱの中のワタ。


厳冬期、低温と乾燥でちぢこまっていた (下仁田) 葱ですが、春の陽気で地温も上がり、白根に蓄えられていた成分も一気に葉っぱに上がってきました。

 

葉が伸びるに連れて白いワタ状から半透明のゼリー状になり、ヌルヌルの糊状になって青葉の裏につきます。


そのまんま 「ヌル」 って呼ばれることが多いみたいですが、フルクタンとかムチンとかいろいろあって正式名称は知りません。


「蜜」 だという人もいますが、トロトロになったのを以前飲んでみたときは甘くもなんともなかったです。


個人的には、バナナの皮の裏の白いヤツ (すべって転ぶヤツ) と同じ、皮と葉の成長を支えつなげる役割と保湿的なものではないかと睨んでます。


ワタ状は、葉の小さい今時期や、新芽などにありますが、葉が大きく成長すると透明なヌルッとしたのが裏についてるだけになります。


以前、そういったことを知らないド素人の方が、頼まれて出品していた農産物のサイトで、「下仁田ネギ特有のゼリー状のものが入ってない」 と低評価コメントをしてくれて、説明するのも面倒だし、素人が評価するそのサイトへの出品は一切ヤメました。

※画像、上のは綿のようでヌメリもないですが、下のはすこし半透明になってきていてヌルッとしています。

 

 

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