片方が愛しているのに、もう一方は愛していない。どうしてそれが起こるのか?


誰にとっても片思いというのは、心の痛みを伴います。


私達はみな、エゴを持っています。


私達の根本的な土台となってる感覚は・・・


・欠乏感

・自分は十分でない

・自分は完全ではない


というものです。


そこから、色々な方法で、それらを満たそうとし始めます。


つかの間、何かが満たしてくれたと感じる時意外は、

頭はひっきりなしにその欠乏感を満たそうとします。


なぜなら、その時だけは欠乏感を感じなくて済むからです。


それは長くは続かないので、次に、あるいは未来に、

常に変わることなく満たしてくれるものを求めていくのです。


「私は、本当の自分ではない」

「私は、完全ではない」

「ここは居心地がよくない」

「何かが違う」


という感覚を、色々な方法を使って満たそうとするわけです。



そして、その欠乏感を一番に満たしてくれそうなのが、

恋愛関係、人との関係においてなのです。


彼か・・・彼女か・・・です。


すると、すべてのフォーカスが自分からある一人の相手へ移っていきます。


その相手が無意識のうちに

「自分を完全に満たしてくれるだろう」と思われる対象となっていきます。


そして、その人の存在イメージに、ほとんど所有に近い愛着を持ち始めます。


それがいわゆる、「恋に落ちる」と言われているものです。


そして、あなたがラッキーならば、相手もあなたに対して同じように感じてくれます。

相手もあなたが「自分を完全なものにしてくれる」と思い始めるのです。


もちろん、それは素晴らしいことです。


お互いにお互いを完全にしようと思い始めるのですから。

そうなったら、あなたが相手と結婚したくなるかもしれないのです。


それは、「今後の人生、最後まであなたは私を完全にしていく」と

お互いに同意して確認し合うわけです。

それと、「最後まで私から離れない」ことを確認し合うのです。



しかし、結婚後、新婚旅行の途中かもしれませんが、

私が選んだ相手は、私を満たすためにしなければならないたくさんのことに応じてくれるだろうか?

という疑問を抱き始めます。


そして、日常生活の中で、徐々に

「これは上手くいっていないのではないか?」と思えてくるのです。


あの「欠乏感、十分でない」という感覚がまたやってきて、

パートナーは、自分を満たすために幸せにすべきことをしてくれていない!

と分かってくるのです。


そこでまた、自分を幸せにしてくれそうな相手を探し始めるのです。


「誰が私の期待に応えることができるのだろう?誰にもできそうにない・・・」


「この人が満たしてくれる」という妄想が欠乏感に一時的にふたをしまうわけです。


でも実は、その人はペインボディだったのですが、あなたには分からなかったのです。


この人が、私を満たしてくれるはずだとという一時的な妄想が、

突然、自分の中の欠乏感、不完全さ、孤独感、恐れとなって、再び出現してくるのです。


でもあなたのマインドは、その欠乏感や孤独感を感じるのは、相手のせいだと思うのです。


あなたは、単に根本的にあったエゴの状態をまた感じただけなのです。


それは、今までちょっとの間、愛の関係で覆われていたために

今度はもっと強く感じることになったのです。


そこで、徐々に愛がある期間、憎悪に変わって、

相手に義務として課していた「自分を満たす」ということがされなくなって、

愛は攻撃となったり、敵意となったり、変貌していきます。


自分自身に閉じこもって、「何か気分でも悪いの?」と言われても、

「別に・・・」

「話をしたくないだけ」

モノを投げてみたり・・・

できうることをやって表現するわけです。


そうするうちに、関係がきくしゃくしてきて、

上手くいくときもあるし、そうでない時もある・・・を繰り返し始めます。


そして、上手くいかない期間が長くなり始めて、あなたは気分が悪くなってくるのです。


幸せであるはずの結婚が幸せでなくなっていき、

一緒にいるだけで幸せだったのに、新婚旅行では幸せだったのに、

離婚することになるのです。


でも実はそれらはすべて同じものです。


それは、何か外の要素によって自分を満たそうと試したようなものだったのです。

でも、最終的には、もっと強く満たされないことを感じることになってしまったのです。


あなたは、自分が心を痛めているのは相手のせいだと思っています。

でもそれは、自分自身の「エゴの痛み」であって、

愛と憎しみの関係性において浮上してきた「エゴの痛み」だったのです。



片思いの場合・・・


彼はある人に強い愛を感じているのに、その愛は報われない。

どうすればいいのでしょうか?


答え:あなたがその「欠乏感、満たされない思い」を強く感じれば感じるほど、

あなたの心は痛んでいきます。


そして、頭はファンタジーの世界に色々な物語を作って生きる傾向があるので、

そこで、とても傷ついた自分のイメージを作っていきます。


それは、魅惑的であるときもあれば、憎しみになる場合もあります。


そこで、それはもともと愛ではなかったのだと分かるのです。


ですから、愛と言われているものは、ある一人の対象に向かった、

根深いところにあるエゴの欲求なのです。