郭錠煥先生の書かれた「事必帰正」という本があります。500ページ以上になる本ですが、以下のリンクをクリックすれば、ネットで読むことができます。
統一教会では、「郭錠煥牧師はサタン、顯進ニムは堕落したアダム」であると、リーダー達がスライド講義して回った時期があり、また、郭錠煥牧師と文顯進会長を数々の法律訴訟に訴え苦しめました。
「事必帰正」の中には、郭錠煥牧師の目から見て、何が起きていたのかが書かれています。
郭錠煥牧師は、統一教会のリーダー達から強い嫉妬を受ける立場にありました。重要な位置を独り占めにしていると見られていました。
郭錠煥牧師は、韓国統一教会では少数派の慶尚道の出身でした。歴史的に慶尚道と恩讐関係にあった、全羅道出身者が統一教会では多く、リーダー達は地縁で固まる傾向がありました。そこに婚姻による血縁関係が合わさり、地縁と血縁が人々の堕落性を誘発する土壌がありました。
郭錠煥牧師は、その中で生じた攻撃にさらされ、さらに、文顯進会長が郭錠煥牧師により堕落させられたアダムであるかのように統一教会のリーダー達は宣伝し、文顯進会長を追い落とそうとしました。
「事必帰正」の中では、第四次アダムや父子協助などに関する摂理的内容はあまり説明されていませんが、統一教会の組織の中で何が起きていたのかが、たくさん書かれており、読めば、「あの時のことは、こうだったのか」と思う内容も見つかるかも知れません。
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事必帰正
エピローグより
「私はこの本を書きながら、多くの反省と悔い改めの時間を持ちました。しかし、一つだけ確かなことは、この本は誰かを審判するためのものではなく、統一家の混乱の原因を正確に明らかにし、再びこのようなことが起こらないように、次世代に警鐘を鳴らすためのものだということです。」
目次
はじめに(リンク)
第1章 雲の柱と火の柱に包まれて60年(リンク)
第2章 真のお父様の業績と遺志(リンク)
第3章 誰のための陰湿な行動と捏造と讒訴でしょうか(リンク)
第4章 果たして誰が神様とお父様から離れた者なのか(リンク)
第5章 相次ぐ訴訟と告訴の数々、何のためのものでしょうか(リンク)
第6章 「独生女」の真実と嘘(リンク)
第7章 誰が神様の夢の主人でしょうか(リンク)