文鮮明師は、創造原理と復帰原理から見た、アダムとエバの役割に関して、たくさんのお話を残しています。以下は、そうしたお話の骨子を集めたものです。

 

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天聖経:真の神様

神様は二性性相の中和体であると同時に、格としては男性格をもっています。神様の父格の愛に対し、相対的立場にあるのが男性であるがゆえ、これは垂直関係です。垂直関係。女性は垂直関係ではありません。女性は何でしょうか。垂直の相対となる横的関係なのです。神様の人格を中心として格に従って見るとき、男性は縦的関係である上下関係であり、女性は左右関係である横的関係です。それでは縦が先でしょうか、横が先でしょうか。縦が先なので先の位置に近づこうとするのが、すべての自然の道理が追求して求める道なのです。それゆえ神様の愛を中心とすると、娘よりも息子なのです。こうしてこそすべて整理されるのです。

 

天聖経:真の神様

女性には一カ月に一度ずつ生理がありますね。誰のためですか。子孫がどれほど貴いかを知らなければなりません。アダムとエバを造った目的は天国の民を生産することです。霊界では生産ということがありません。神様は縦的な愛の主人であるがゆえに、縦的なことにおいて軸が一つしかありません。一点しかないのです。一点では生産することができないので、横的な面積が必要なのです。それで人間と一つとなって天国の民をたくさん繁殖して移譲するというのが神様の創造目的です。このようなことを聞くのも初めてでしょう。

 

天聖経:真の父母

我々に必要なのが誰かというと、真の父母です、真の父母。偽りの父母から出発したのを、真の父母から出発させなければならないのです。偽りの父母は何かというと、偽りの愛から、偽りの生命、偽りの血統を受けたのです。

 

これをひっくり返さなければなりません。それで真の父母の愛を中心として、真の生命と真の血統をどのように受け継ぐかというのです。言い換えれば、生命の種を過って受けたために、これをどのように再び本然の種を受けるかということです。

この問題を考えるようになるときに、真の父母がいなければ受けられないために、この地上にメシアが来られ、そのメシアの種、真の父母の新しい生命の種を持ってきて、再度注入して接ぎ木しなければいけないのです。これを通じて、本然の真のオリーブの木の位置に帰るのです。簡単なことです。

 

天聖経:罪と蕩減復帰

血統転換を成すためにはアダムの骨髄まで、骨肉の中心部まで入って、将来の子供となるその種に神様の愛と結束された勝利的条件を充足させなければ、神様の子女として生まれることができません。これは理論的に間違いないものです。聖書にそのようにしてきた記録があるからです。そうだとしたら、聖書は神様のみ言だというのです。

 

血統が違うというのはお父さんが違うということです。それゆえお父さんが違う血統をもって生まれた人間は本来、堕落していない本然の父母によらずしては罪を蕩減することができません。ですから今日まで歴史は堕落していない元の先祖になることができる権利をもったそのお一人が来るときまで、宗教の理念を中心に連結させてきました。

 

天聖経:宇宙の根本

 

男性と女性の生殖器も、縦的な面に拍子を合わせているのです。男性たちの生殖器は縦的なものと横的なもの、二つがついているのです。それが宇宙を代表するのです。それゆえに、生命の種は男性から、生命の根源は男性から出てくるのです。米国の女性がいくら誇っても、赤ん坊の種はもてないでしょう? いくら有名な米国の女性だとしても、赤ん坊の種をもつことはできません。

 

善悪の実は、エバの生殖器のことをいうのです。女性は、対する夫によって種が変わるのです。そのような意味です。善の男性に対すれば善の実を結び、悪の男性に対すれば悪の実を結ぶのです。そのようにすることのできる本宮が女性の生殖器です。女性は畑でしょう? 盗賊が来て種を蒔けば、盗賊の子供が出てくるのであり、王子が来て蒔けば、王孫が出てくるのです。

 

天聖経:祝福家庭

 

再臨主は、イエス様が果たせなかった神様の復帰摂理の根本を完成するために来られます。すなわち、創造理想を完成する真の本然の種として来て、神様の真の愛、真の生命、真の血統の根源となる真の父母の理想を完成するために来られます。再臨主は、イエス様の時までの勝利の基盤の上に立って、イエス様が探すことのできなかった新婦を探し出して真の父母となり、万民を救ってくださるのです。真の父母は血統を転換する新しい結婚行事を通して、全人類を神様の真の愛、真の生命、真の血統に接ぎ木し、真の人となって救われ、さらには真の家庭を築いて地上天国を建設されるのです。

 

真の父母は何をしなければならないのでしょうか。サタン世界の根っこの間違った血統を正さなければならず、間違った生命を元に戻さなければならず、間違った愛の道を正しく開かなければなりません。

 

血統的転換を成すためには、アダムの骨髄まで、骨肉の中心部まで入っていって、将来の赤ちゃんとなるその種に神様の愛と結束した勝利的条件を充足させなければ、神様の子女として生まれることができません。これは理論的に間違いないというのです。聖書に、そのようにしてきた記録があるでしょうか。あるとするならば、聖書は神様のみ言だということです。

 

天聖経:成約人への道

父の精子は骨です。骨を中心として母は肉です。精子が母親の卵子と合わさって構成されて生きることによって、母親の卵子が構成されるのです。骨! 骨に対するものがどのように生まれるのでしょうか。父親の赤ちゃんの種の根本がプロジェクトです。根本の計画というものです。それが母親に入って、母親の肉を受けて大きくなって、みな形を整えて本来の父親の赤ちゃんの種としてあった構成的、その実体がプラスになって、母親の腹中で、母親の体をマイナスとして大きくなっていくのです。このようにして初めて、計画されたプログラムの形態に一致して生まれたのが私です。

 

神様は男性格主体だと言ったでしょう? ですから、男性が中心です。なぜ男性が中心かというと、赤ん坊の種、生命の種をもっているからです。女性には赤ん坊の種がありません。それが核です。愛の種も、生命の核と接するためのものです。神様と一つになるためのものです。生命の種が神様でしょう? それ故に、理論的で、核心的な定着点は、神様の愛と一致する所です。

 

祝福と理想家庭:第一章第二節

愛情の畑は女性であり、愛情の種は男性なのです。種があって畑があるのであり、畑があって種があるのではありません。種を中心として見れば、畑は対象なのです。

真の父母の血族の因縁をもったので、今後野生のオリーブの木になってはいけません。真のオリーブの木の種をもって、万国のどこに行って根を下ろしても、真のオリーブの木の実が結実しなければなりません。

 

御旨と世界:血統転換

完全復帰ということを思う時に、男の骨肉の中に煎んでいる種が出発である。だから、その男の血肉の中の原姻の基準まで、神の愛を中心として一体となったという条件を立たせなければならない。そこを通過しなければ、これは完全な血統転換の基台をつくったという条件が満たされない。

 

今、血統的転換をさせるには、アダムの骨髄の中まで、骨肉の真ん中まで行って、将来の子供になるべきその原姻に、神の愛と結束した勝利的条件を満たさないと、将来神の子供として生まれることはできない。これは、理論的に間違いない。聖書はそのようにやってきたから、神の言葉だというんだね。

 

御旨と世界:私を中心とした父母と子女と万物世界

メシヤは男性であります。それでアダムにかたどってエバを造ります。メシヤは堕落した世界に来てエバを探さなければなりません。サタンが奪っていったからです。

 

祝福と理想家庭:第二章第一節

イエス様はどのような資格をもってこられましたか。父親の資格をもってこられました。人類の真の父、すなわち真の祖先として来られたのです。しかし真の母を連れてくるのではありません。真の母がサタンに奪われたので、本来の人間(メシヤ)は、死を覚悟してまでも、サタン世界から奪い返してこなければなりません。